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2020-09-25

<登録販売者向け>口内炎の薬を探して来店されたお客さまへの対応【薬剤師に学ぶ医薬品知識】

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<登録販売者向け>口内炎の薬を探して来店されたお客さまへの対応【薬剤師に学ぶ医薬品知識】

ありふれた病気と思われがちな口内炎。しかし、なかなか治りにくく再発を繰り返したり、全身的な疾患のサインということもあるので、決して軽視できない症状です。今回は、【口内炎の症状/種類と見分け方/店頭での対応方法/販売時の注意点】などについてご紹介します。

目次

  1. 「口内炎」の症状について
  2. 口内炎の種類の見分け方
  3. 登録販売者が確認すべきこと
  4. <対応例>口内炎の症状で来店されたお客さまの対応
  5. 口内炎の薬を販売する際の注意点
  6. 対応方法を学んで実践に生かそう

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「口内炎」の症状について

身近な疾患である口内炎は、口の中にできものができたときにまず疑うのではないでしょうか。

しかし、こうした症状には口内炎以外にも似たような病気があり、口内炎かどうかをきちんと見極めることが大切です。

口内炎は名前のとおり、口の中や舌などその周辺にできる炎症の総称です。とくにできやすいのが頬の裏側ですが、唇の裏や舌全体、側面などにできることもあります。広い範囲に起こりうる炎症で、多くの口内炎が痛みをともないます。

口内炎は1個だけできることもあれば、複数同時にできることもあります。すぐに治る場合もあれば、長期化したり、何度も繰り返すこともあり、症状は個人差が大きいです。

口は食べ物がはじめに入る場所であり、呼吸や会話などで使う機会も多いことから、細菌・ウイルスなどの影響も受けやすく、原因も症状も様々なのです。

 

 

口内炎の種類の見分け方

口内炎の種類の見分け方

口内炎とひとくくりに言っても、その種類は意外に多くあります。原因も、ビタミンB2・B6を含むビタミンB群の不足や、単に噛んで傷つけた場合もあれば、ウイルス・細菌感染が関わっていることもあり、とても複雑です。

口内炎の種類によっては、なんらかの疾患が隠れていることもあるので注意しなければなりません。ここではそれぞれの口内炎の原因と見分け方を確認しておきましょう。

 

アフタ性口内炎

口内炎のなかでもっともよく見られるのが、「アフタ性口内炎」。

症状としては、赤く縁取られた2~10mm程度の白っぽくて浅い窪みのある潰瘍が、頬・唇の内側・舌・歯ぐきなどに見られます

・白っぽく浅い窪みのある潰瘍
・境界が明瞭である
・痛みを伴うことが多い
・食べ物がしみる

以上がアフタ性口内炎の特徴です。小さなものが部分的に2〜3個群れをなして発生することもあり、通常1〜2週間で治癒します。

原因

原因は明確にはなっていませんが、ビタミン不足(ビタミンB2・B6欠乏)やストレス、疲労による免疫力の低下が考えられます。女性ではホルモンバランスが乱れる生理前にできることもよくあります。

さらに、ベーチェット病や潰瘍性大腸炎などの全身疾患が原因という場合もあります。

 

カタル性口内炎

口の粘膜が赤く腫れたり、赤い炎症や斑点、水泡、ひび割れなどができることが特徴の「カタル性口内炎」。

・口の中が赤く腫れる
・水疱ができる
・刺激のある食べ物がしみる
・境界が不明瞭
・粘りのある唾液が増えて口臭が強くなる
・味覚に異常を感じる

上記のような症状がみられたら、カタル性口内炎が疑われます。また、見た目だけではなく、口内炎ができた原因も探って、どのお薬を提案するかかの参考にしましょう。

原因

歯科矯正の器具や入れ歯の金属などで物理的に傷つけてしまったり、頬の裏側を噛んでしまったりしたときの細菌感染、熱いものを食べたときの火傷や薬品の刺激などが原因で起こります。

 

ウイルス性口内炎

名前のとおり、ウイルス感染を原因とする口内炎。単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」などがあります。

症状は何に感染しているかにもよりますが、複数の口内炎が同時にできている、破れてびらんを生じているなどの症状があれば感染が疑われます

・複数の水疱ができている
・発熱など体調変化がある
・激しい痛みをともなう

上記のような症状があれば、ウイルス性口内炎を疑いましょう。

原因

ヘルペスウイルス以外にも、梅毒・淋病・クラミジアなど、性感染症(STD)による口内炎があります。これらは、主に唾液などの飛沫感染、接触感染で他人から感染することがほとんどです。

また常在菌であるカンジダ菌が免疫力の低下とともに活発になり、「カンジダ性口内炎」を発症することも。

上記以外にも食べ物などのアレルギーによる「アレルギー性口内炎」、タバコのニコチンによる「ニコチン性口内炎」もあります。

さらには、口内炎と思い込んでいても、がん(腫瘍)などが疑われることもあり、「よくある口内炎」と片付けずに慎重に見極めることが大切です。

 

 

登録販売者が確認すべきこと

口内炎でお客さまがご来店されたとき、どのような流れで販売するのが望ましいでしょうか。ここでは登録販売者が確認すべきことをチェックしておきましょう。

 

①口内炎の種類を見極める

まずはお客さまの訴えをよく聞き、どの口内炎にあたるのか見極めましょう。アフタ性口内炎、カタル性口内炎であれば、市販薬でも対応可能です。

ウイルス性やそのほかの口内炎が疑われる場合は、医療機関の受診を勧めることが望ましいでしょう。

 

②どの位の時間が経っているか、再発かどうか

アフタ性口内炎であれば、通常1〜2週間で治ります。1ヶ月以上治っていないなど、時間が経っている場合は細菌感染などを起こしている可能性もあるので、病院で治療を受けることを勧めた方がよいでしょう。

再発したアフタ性口内炎は、ビタミンB群剤で改善できる可能性があります。ただし、再発を繰り返している場合は免疫が低下しているほか、何か別の疾患が関係しているかもしれません。

改善しない場合は歯科、口腔外科など専門医を受診するよう促しましょう。

 

 

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<対応例>口内炎の症状で来店されたお客さまの対応

<対応例>口内炎の症状で来店されたお客さまの対応

では、実際にお客さまが来店されたときを想定して、会話形式での接客をみていきましょう。自分だったらどんな対応をするかも考えながら読んでいただくと、より理解が深まるはずです。

◆人物データ

40代男性サラリーマン
症状:アフタ性口内炎

 

お客さま :
すみません、口内炎ができてしまって。早く治してくれるお薬はありませんか?

登録販売者:
口内炎ができているのですね。いつ頃できましたか?どのような症状でしょうか?

お客さま :
昨日からです。飲み会や会食のあとに、よくできてしまうんです。白っぽくなっていて、食べ物がしみて食事が摂りづらくて……。

登録販売者:
それは辛いですね。口内炎は一ヵ所ですか?

お客さま :
はい、一ヵ所だけです。

登録販売者:
よく口内炎ができるのであれば、普段からビタミンB群剤を飲んでいただくとよいかもしれません。今までに口内炎のお薬を何か使ったことはありますか?

お客さま :
病院から軟膏を出してもらったことがあります。でも、上手く塗れなくて、すぐ取れてしまうんです。何かいいのはありませんか?

登録販売者:
それでしたら貼るタイプの口内炎薬がよいかもしれませんね。少し最初は慣れないかもしれませんが、病院でも同じタイプのお薬が使われていますよ。

お客さま :
じゃあ、それを試してみます。どうやって使えばいいのですか?

登録販売者:
中に錠剤が入っているので、手を清潔に洗ってから、唾液をつけた指で赤い面を取って、白い面を患部にのせてください。少し経つと溶けてゼリー状になります。つけたあとは、30分飲食を控えてくださいね。もしわからなかったら、説明書が箱の中に入っているので、確認してみてください。

お客さま :
ありがとうございます。試してみますね。

登録販売者:
患部が湿っているとうまく付着しないので、ティッシュやガーゼで少し拭っていただいてから使用するのがよいですよ。また、寝る前には必ず使うようにしてみてくださいね。ちなみに、ほかのご病気や飲んでいるお薬はありませんか?

お客さま :
とくにありません。

登録販売者:
それでしたら大丈夫ですね。1~2週間経っても治らなかったら、歯科医院などに相談してくださいね。どうぞお大事にしてください。

 

接客のポイント

今回の接客のポイントをおさらいしましょう。

まずは、この男性が「飲み会の後に口内炎ができる」 と訴えていることから、アフタ性口内炎を疑いました。さらに、炎症部分がの中心部分が白っぽく、外側が赤い潰瘍ができていて、境界が明瞭であることを確認します。(2〜10mm程度であることも確認できると尚可)

アフタ性口内炎でも再発を繰り返しているようなので、年齢的にも疲労や栄養の偏りが疑われます。そのためビタミンB群剤の服用も念のためお勧めするとよいでしょう。

また、薬剤使用歴を確認し、使用感や即効性があるものをお求めになっていることがわかります。そのため、今回はトリアムシノロン(ステロイド成分)配合の錠剤タイプのパッチ製剤をご提案しました。

なお、ステロイド成分は、感染が疑われる場合には悪化させる恐れがあるため使用できません。2週間以上口内炎で悩んでいるなどでウイルス性口内炎が疑われる場合は、ステロイド非配合のタイプが安心です。

口内炎の薬は「ステロイド配合」「ステロイド非配合」に成分で分けられます。また、剤形としては、「軟膏」「パッチ」「飲み薬」という選択肢があります。

お客さまの状況から、どの成分、どの剤形が適しているかを判断することが大切です。たとえば、以下のような用途でわけられるので参考にしてみてください。

・軟膏:数ヵ所できている場合、痛みが強い場合に使いやすい
・パッチ剤:軟膏が取れやすい、1ヵ所を集中的に治したい場合
・飲み薬:再発アフタ性口内炎、食生活が不規則な人 など

 

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口内炎の薬を販売する際の注意点

口内炎の薬を販売する際の注意点

身近に起きる口内炎は別の病気のサインであることも多く、甘くみてはいけない症状です。とくに次のポイントに注意して、お客さまの健康に不利益が起こらないよう細心の注意をはかりましょう。

ここでは受診勧奨すべきポイント、受診する診療科についてもご紹介します。

 

①同時にほかの症状が起きていないか

口内炎だけではなく、「目や皮膚に違和感、痛みがある」「発熱、のどの痛みがある」「水疱性の口内炎」という場合は、原疾患として次のような病気が隠れている可能性があります。

・スティーブンス・ジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群)
・手足口病
・ベーチェット病
・水痘,帯状疱疹などのウイルス感染
・白血病、顆粒球減少症などの血液系疾患

これらの病気が疑われる場合は、早めの受診を促しましょう

 

②既往症と併用薬

既往症として、たとえば炎症性の腸疾患、ベーチェット病などの病気を患っている場合は、既往症の治療について医師に相談するように促しましょう

ステロイド剤や抗生物質を長期間にわたって服用している場合や、がんなどの化学療法剤、放射線治療などを受けている場合は、口内炎ができやすくなります。

この場合は、主治医にも相談するよう伝えましょう。

 

③改善しない場合は受診勧奨

口内炎の薬を使っても改善しない場合は、専門医に見てもらった方が安心です。たとえばウイルス感染があれば、どんなに市販薬を塗っても改善せず、むしろ悪化する恐れもあります。

口の中のトラブルは歯のはえ方やかみ合わせ、矯正器具の問題ということも多いので、根本的な治療には歯科医に相談いただくよう伝えましょう

また、口内炎と思っていたら、口腔がんだった、というケースも稀にあります。改善しない場合は、自己判断せずに受診するよう促すことも登録販売者の大切な役目です

 

④口内炎薬の正しい使い方をレクチャーする

口内炎薬は、意外と使い方が難しいので、正しく使えるように説明することが効き目を大きく左右します。とくに使うタイミングが大切です。

・塗布前に手を清潔に洗う。
・患部を強く押しつけたりせず、優しくのせるように塗布する。
・塗布後は飲食を最低30分以上は控える。
・寝る前は必ず使うよう勧める。

以上のポイントをお伝えできれば、非常に有効な治療の手助けになるはずです。

また、口内炎が治るまでは刺激物(熱いもの、辛いもの、酸っぱいもの、コーヒー、タバコなど)を避けていただき、生活習慣や栄養バランスを見直してもらうことも必要です。

 

 

対応方法を学んで実践に生かそう

今回は口内炎の薬について説明しましたが、理解は深まりましたか?口内炎は身近な病気ですが、思っている以上に奥が深い症状。

口内炎の多くは、栄養不足や免疫の低下、物理的な刺激が原因です。しかし、場合によっては全身疾患が関係していたり、別の疾患で服用している薬の副作用が原因のこともあるので、販売時によく聞き取りを行いましょう。

また、口内炎は繰り返すことも多く、その場合は栄養状態以外にも基礎疾患などがないか疑うことが大切です。様々なケースを想定して、寄り添ったアドバイスができるように知識と経験を積んでいくことが大切です。

時期を問わず多くみられ、生活の質を下げる要因にもなる「口内炎」。ぜひ、一歩踏み込んだ接客スキルを身につけて、口内炎の苦しみから少しでも早く解放されるようサポートしていってくださいね

 

【執筆者プロフィール】

笹尾真波様 

氏名:笹尾真波

薬剤師兼フリーライター。大学院卒業後は、製薬会社、調剤薬局、ドラッグストア併設店舗などに勤務し、日本チェーンドラッグストア協会主催登録販売者継続研修の教材テキスト作成にも携わる。現在はライターおよびアドバイザーとして、健康関連、美容医療、サプリメント、漢方、アロマなど、幅広く執筆活動、監修等を行っている。

 

 

 

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