株式会社カインズ
「Kindness」を体現している会社。スタッフの業務改善にも力を入れています。
関東地方を中心に、全国でホームセンターを展開する株式会社カインズ。お客さまがワンストップでお買い物できるようドラッグコーナーを設けた店舗を増やしており、PB(プライベートブランド)の医薬品も充実しています。
今回は、良好な労働環境を実現するための制度や、ホームセンターの強みを生かしたお客様への対応など様々なお話をうかがいました。(2021年9月)
今回インタビューをお引き受けいただいたのは・・・
店舗カインドネス推進部 採用担当 富田さん
前橋小島田店 店長 橘さん
前橋小島田店 登録販売者 町田さん
ベイシアグループの株式会社カインズが運営する「カインズ」は、関東地方を中心に225店舗(※)を展開するホームセンターで、店舗の一角にドラッグコーナーを設けています。
グループ全体の理念である「For the Customers」のとおり、お客さま第一でカウンセリングにも力を入れているカインズ。ホームセンターの特性を生かし地域住民の暮らしや健康を支えています。
今回は、新卒入社後、店舗経験を経て現在は採用を担当する富田さん、前橋小島田店で店長を務める橘さん、同店の登録販売者である町田さんにお話をうかがいました。
(※2021年2月末)
専門性を高めながら様々な地域で働く楽しさがある
― まずは皆さまの自己紹介を、富田様からお願いします。
[富田さん]
新卒で入社して18年目です。
もともと小売業への興味があり就職活動時にはスーパーなども検討していましたが、日用品や雑貨は今後伸びていくと思い、将来性を感じたカインズへ入社しました。
入社時は東京・町田の店舗に配属になり、次に埼玉の鶴ヶ島、その後千葉の銚子と神奈川の秦野で店長を経験し、8年前から本部で採用担当を務めています。
メイン業務は、登録販売者の方を含む非正社員の採用支援です。
― 次に橘さん、お願いします。
[橘さん]
私も新卒で入社して12年目になります。入社時は千葉にある茂原の店舗に配属になりました。
基本的には1~2年で異動があるのですが、茂原の店舗には約6年勤務しましたね。
その後、埼玉の大利根ではマネジャー(※)を経験し、新店のマネジャーとして異動。
そのまま持ち上がりで副店長も務めました。そこから2店舗で店長を務め、現在の前橋小島田店でも店長として従事しています。
※マネジャー…店舗の各品番担当者を取りまとめるラインの責任者です。ライン内の人・物・金について管理します。
― お2人とも新卒入社から10年以上ということで勤続年数が長い印象を受けましたが、他の従業員の方も長くお勤めされているのでしょうか?
[橘さん]
20年、30年勤続の方もいるので、10年程度ではまだまだだと思っています。
カインズでは、20、30年と勤続するとプレートが事務所に掲げられます。それぞれ、お名前が銀色と金色です。
長く働いていらっしゃる方を敬う文化がありますし、実際に多くのことを学んでいます。
― ありがとうございます。最後に町田さん自己紹介をお願いします。
[町田さん]
中途入社で前橋小島田店に配属され、現在3年目です。
大学卒業後は別のドラッグストアで働いていましたが、当店のオープンと同時に思い切って転職しました。
― 転職されたきっかけは何だったのでしょうか?
[町田さん]
前職は1ヶ月~3ヶ月スパンで近隣店舗への異動がありました。
加えて店内に別業態の店舗が入っている場合もあり、実質2店舗を1つの会社のスタッフで運営する形だったので負担が大きくて。
また基本的にドラッグストアは登録販売者が店舗全体を網羅するのが当たり前でしたが、せっかく資格があるからには専門性を生かした働き方をしたいと思っていました。
転職活動を行うなかで、カインズは実際に働く人から評判が良く余裕をもって働けると聞いて入社しました。
― 実際に入社して、資格を生かした働き方ができていると感じられますか?
[町田さん]
はい。カインズはホームセンターのコーナーには別のスタッフがいるので、登録販売者はドラッグコーナーの業務に集中できる環境です。
1店舗あたり平均3名の登録販売者と、店舗管理者がいます。
[富田さん]
実際に、専門性を磨くためにカインズへの入社を希望される方は多いです。
ドラッグストアでは医薬品から日配品、日用雑貨品まで数多くの商品を扱うため、資格を取っても医薬品の販売に携われない可能性もあります。
カインズでは医薬品に特化したドラッグコーナーで存分に知識を生かしていただきたいですね。
お客さまに安全な医薬品をより安価に提供したい。医薬品販売には今後も注力
カインズ前橋小島田店のドラッグコーナー
― ドラッグコーナーやPB商品の展開について、御社の方針や今後に対するお考えを教えてください。
[富田さん]
既存店舗での医薬品の取り扱いは継続しつつ、今後新規店舗の出店をするなかで、標準店、中型店、大型店は基本的にドラッグコーナーの展開を考えています。
また、カインズではメーカーのNB(ナショナルブランド)と呼ばれる商品を元に、鎮痛剤やせき止め薬、栄養ドリンクなどを同様の成分でより安く提供できるよう自社で開発しています。
現在は、ばんそうこうや綿布など、必需品のPB化も進行中です。
― 実際に販売される登録販売者の皆さまは、NBとPBをお客さまにどのように説明されていますか?
[町田さん]
PBはピンと来ないお客さまも多いので、一般的な製品を持ち出すことが多いです。
たとえば鎮痛薬ではバファリンを例に、「成分自体はイブAと同等ですが、ジェネリックで少しお安くなっています」とご紹介しています。
お客さまにも普段使っている薬と同等ということで信頼していただきやすいですね。
キャリアアップ制度も充実、登録販売者として成長しやすい環境
― 入社後の登録販売者の研修制度について教えてください。
[町田さん]
eラーニングが用意されているので、自身で勉強してスキルを向上させることができます。
内容は薬の成分がどのように開発されたのかだったり、この商品にはどのような成分が入っているかだったりと専門的です。
動画と写真付きのスライド、接客の例文もあって、実際の現場で生かせる形になっています。
たとえばお客さまから「頭が痛い」と相談をいただいた際の対応例では、持病があって薬を飲んでいる方の場合はA商品をおすすめする、そうでない場合は別のB商品をおすすめする、あるいは医療機関をご紹介するなど、様々なパターンが見られるようになっています。
[富田さん]
9月からは社内の研修も増やし、本部側でも支援できる制度を整えています。
具体的には、各メーカーさんのご協力をいただき、風邪薬など主要な医薬品の説明などを行っています。
現在はオンライン形式で開催しており、今後も定期的に実施予定です。
外部研修についても時期が来たら漏れなく案内しているので、現状カインズの登録販売者で外部研修を受けるのを忘れていたという方は1人もいません。
― キャリアアップの支援制度についてはいかがでしょうか?
[富田さん]
登録販売者の働き方としては、1日7時間勤務のパート勤務、またはフルタイムで8時間働く専任社員が選択可能です。
パートとして入社したあとご自身の希望や上司の評価によって専任社員になることもできます。
ほかにも地域の店舗を巡回し登録販売者の指導を行ったり、登録販売者向け勉強会の講師を行ったりする特定技能社員という上位職もあり、キャリアアップが可能です。
― キャリアアップにはどのような要素が必要でしょうか?
[富田さん]
上位職の方には売り上げを見ていただくため、数字に強いことは必要な要素です。また人にものを教えるのが好きな方も向いていると思います。
―現在登録販売者として働かれる町田さんの、今後のキャリアプランについてお考えを教えてください。
[町田さん]
医薬品や医療技術は毎日進歩しているので、生涯勉強し続けることが登録販売者のキャリアであると考えています。
ですので、現在も会社のe-ラーニングに加え、自分で本屋に行って医学書を調べて勉強しています。
そして将来的には、特定技能社員として指導する立場にもなれたら良いですね。
自身のスキルアップと会社のなかでのキャリアアップは両立して目指していきたいです。
ドラッグコーナーの裁量権も大きく、充実感とやりがいをもって働ける
― ドラッグコーナーの裁量権についてはいかがでしょうか?
[橘さん]
会社として定まっている売り場づくりの方針があり、作成指示書が下りてくるので、当然それをベースに売り場をつくります。
ただし、店舗や地域の特性がそれぞれあるので、売れ筋商品などの情報を集めながら店舗独自で展開していくこともありますね。
―実際にドラッグコーナーの売り場や取り扱い商品を変更したことはありますか?
[町田さん]
カインズはホームセンターなので多くの商品を取り扱っていますが、それぞれ部署が異なっているんですね。
たとえばコロナ禍で衛生用品、消毒液、マスクなどの需要が高まっていますが、消毒液を入れるアルコール耐性のスプレーボトルは資材館売り場の商品です。
ただ、広い店内を移動するのはお客さまも大変なので、関連商品をドラッグコーナーに集約しました。
お客さまからも「もう探し回らなくていいのね」と言ってもらえて、充実感がありましたし、やって良かったなと思いましたね。
―御社はカウンセリングに力を入れられていますが、お客さまとお話しされる際にどのような工夫をされていますか?
[町田さん]
お客さまからは薬について聞きづらい部分もあると思うので、こちらから「何かお探しですか?」と声を掛けて会話につなげる意識をしています。
薬の使用者が購入者ではなくご家族といった場合も多いので、使うのはご本人かご家族の方かは必ず伺うようにしていますね。
また、男性店員だと話しづらい内容は無理に聞き出さず女性の登録販売者に変わるなど、状況によって臨機応変に対応しています。
―ホームセンターで医薬品を取り扱う強みを教えてください。
[町田さん]
お客さまからいただく相談に対して、薬以外のご提案ができる点は強みですね。
ドラッグコーナーでは介護に関する質問も多いのですが、ホームセンターであればたとえば介護ベッドも取り扱っていますし、ご自宅をバリアフリー対応にするための工事も受け付けています。
ほかのドラッグストアとは違い、1つの店舗でお客さまの暮らし全体を考えたご提案ができるのは大きいですね。
実際に別の売り場までお客さまをご案内して一緒にお話をうかがう機会も多くあります。
登録販売者にはステップアップを目指してほしい
―これからどのような登録販売者が求められるとお考えですか?
[富田さん]
今やネットでも薬が買えて、コンビニも医薬品の販売に着手する時代なので、カインズの強みである接客で差別化を図っていこうと考えています。
ですので、お客さまはもちろん周囲に対して親切にできるか、協調性があるかなどの「Kindnessの精神」をもつ人材かは採用基準の一つとして見ていますね。
―登録販売者にどのような働き方をしてほしいか、お考えを教えてください。
[富田さん]
ステップアップを目指していたただきたいなと思います。
毎年、登録販売者試験に合格した方は増えている状況ですが地域差があります。
登録販売者をもっと増やしたい店舗もあるので、そこをカバーしあうため、またご本人の成長のためにも上位職の特定技能社員を目指していただけると良いですね。
Kindnessな職場で資格を生かした働き方を実現
― 御社のキャッチフレーズを教えてください。
[富田さん]
「Kindness」の一言に尽きます。
お客さまだけでなく、スタッフに対しても働きやすい環境の整備や業務の改善を行っており、Kindnessが体現されていると感じますね。
業務改善では、店舗用のスマホを導入し商品の売り場を検索できるようにするなど、スタッフが不便に思っている部分を徐々に解消しています。
社内に現場の声を拾い上げるシステムがあるので、意見もくみ取りやすいですし商品開発にも役立っていますね。
― 橘さんはいかがでしょうか?
[橘さん]
「ナンバーワン」と強気に言わせていただきたいです。
ホームセンターとしてもナンバーワンを目指しているし、さらに突き詰めていかないといけない。
自社開発のPB商品についても他社を圧倒するためにさらに磨きをかけています。
富田が話したKindnessにおいても、お客さまからよくお褒めの言葉をいただきますね。
様々な面で他社と一線を画す意味で、カインズをナンバーワンと表現します。
― 町田さん、いかがでしょうか?
[町田さん]
「フレンドリー」です。従業員間のコミュニケーションも風通しがよく、同僚とも上司とも話しやすい雰囲気があります。
お客さまに対してもフレンドリーで、ホームセンターのなかでは少し入りづらいドラッグコーナーの敷居を下げられていると感じますね。
― 最後に御社への入社を考えている方にメッセージをお願いします。
[富田さん]
働きやすい環境はもちろんですが、資格を生かして働き、ステップアップという道順がしっかりと示されています。
ぜひ地域のお客さまに支持されるように一緒に働いていきましょう。
[橘さん]
まずは雰囲気が非常にいいです。それから本人の自立性や主体性を尊重し、チャレンジし続ける方を応援する社風が根付いているので、一緒に頑張っていければと思います。
[町田さん]
働きやすい、開放的な職場です。経験者も多いので全体的なスキルレベルも高く、新しく入社される方のバックアップ体制も確立しているので、安心してご入社いただければと思います。
カインズ前橋小島田店の外観
会社概要
事業内容 | ホームセンターチェーンの経営 |
---|---|
設立年月 | 1989年3月 |
本社住所 | 〒367-0030 埼玉県本庄市早稲田の杜一丁目2番1号 |
店舗数 | 225店舗(2021年2月末時点) |
企業の特色 | 生活必需品(日用雑貨・インテリア用品・食品・衣類・化粧品・薬・スポーツ用品・事務用品など)から専門性の高い商品部門(園芸用品・資材・DIY用品など)まで、日々のくらしを豊かにする商品を扱っています。 また、店舗内にドラッグコーナーを設けて一類医薬品を含むOTC販売を実施しております(導入状況は店舗による)。登録販売者はドラッグコーナーに特化した勤務になるため、高い専門性を活かしてご就業いただけます。 |
募集要項
期間の定め | 無 |
---|---|
試用期間 | 有(6ヶ月)※就業条件、業務内容に変更なし |
業務内容 | 接客業務OTC(一般用医薬品の説明・販売)※第一類医薬品を除く レジ、品出し業務、売場作成・企画準備(チラシ等POP、PCの貼付) 在庫管理、使用期限管理、行政への対応等 |
勤務時間 | 9:50~19:20の間でシフト制 ※週労働時間40時間 |
休憩時間 | 休憩90分/日 |
休日休暇 | 月9日、有給休暇(入社6ヶ月後に法定日数を付与)、慶弔休暇 |
福利厚生諸手当 | 【加入保険】健康保険、雇用保険、厚生年金、労災保険 |
給与 | 【日給】8,000円~
|
雇用形態 | 契約社員(専任社員)※登録販売者 |
この企業の求人について問い合わせる
- STEP1
- STEP2
- STEP3
- STEP4
他の企業もチェックする
-
株式会社ウェルパーク
- 株式会社ウェルパーク
株式会社ウェルパーク
特集ページを見る >
- 株式会社ウェルパーク
-
株式会社マツモトキヨシ
- 株式会社マツモトキヨシ
株式会社マツモトキヨシ
特集ページを見る >
- 株式会社マツモトキヨシ
-
ウエルシア薬局株式会社
- ウエルシア薬局株式会社
ウエルシア薬局株式会社
特集ページを見る >
- ウエルシア薬局株式会社
-
株式会社クリエイトエス・ディー
- 株式会社クリエイトエス・ディー
株式会社クリエイトエス・ディー
特集ページを見る >
- 株式会社クリエイトエス・ディー
-
株式会社ツルハ
- 株式会社ツルハ
株式会社ツルハ
特集ページを見る >
- 株式会社ツルハ
-
株式会社レデイ薬局
- 株式会社レデイ薬局
株式会社レデイ薬局
特集ページを見る >
- 株式会社レデイ薬局
-
株式会社クスリのアオキ
- 株式会社クスリのアオキ
株式会社クスリのアオキ
特集ページを見る >
- 株式会社クスリのアオキ
-
株式会社カインズ
- 株式会社カインズ
株式会社カインズ
特集ページを見る >
- 株式会社カインズ
-
株式会社ぱぱす
- 株式会社ぱぱす
株式会社ぱぱす
特集ページを見る >
- 株式会社ぱぱす
コンサルタントが求人
の
詳しい職場状況を
お伝えします
企業特集一覧
-
株式会社ウェルパーク
- 株式会社ウェルパーク
株式会社ウェルパーク
特集ページを見る >
- 株式会社ウェルパーク
-
株式会社マツモトキヨシ
- 株式会社マツモトキヨシ
株式会社マツモトキヨシ
特集ページを見る >
- 株式会社マツモトキヨシ
-
ウエルシア薬局株式会社
- ウエルシア薬局株式会社
ウエルシア薬局株式会社
特集ページを見る >
- ウエルシア薬局株式会社
-
株式会社クリエイトエス・ディー
- 株式会社クリエイトエス・ディー
株式会社クリエイトエス・ディー
特集ページを見る >
- 株式会社クリエイトエス・ディー
-
株式会社ツルハ
- 株式会社ツルハ
株式会社ツルハ
特集ページを見る >
- 株式会社ツルハ
-
株式会社レデイ薬局
- 株式会社レデイ薬局
株式会社レデイ薬局
特集ページを見る >
- 株式会社レデイ薬局
-
株式会社クスリのアオキ
- 株式会社クスリのアオキ
株式会社クスリのアオキ
特集ページを見る >
- 株式会社クスリのアオキ
-
株式会社カインズ
- 株式会社カインズ
株式会社カインズ
特集ページを見る >
- 株式会社カインズ
-
株式会社ぱぱす
- 株式会社ぱぱす
株式会社ぱぱす
特集ページを見る >
- 株式会社ぱぱす