【40代男性Sさん】「ドラッグストアの店長を続けるのはもう限界…。」転職したら本当に楽になる？

もう店長を続けられません

ドラッグストアの店長になって10年。ベテランともいえる年数を経験してきたSさんでしたが、チアジョブ登販に初めてお問合せいただいたときはすっかりお疲れのようでした。

話を伺ってみると、店舗管理のため月に休めるのは2日程度。しかも、他の従業員の急な欠勤があれば出勤しなければならず、また休みの日も仕事の電話が頻繁にかかってくるため身体も気持ちも全く休まらないとのことでした。

1泊2日の旅行にも行けない。そんな環境に限界がきたため、転職したいとご相談をいただきました。

転職してもドラッグストアってどこも同じ？

Sさんは転職したいという気持ちはあったものの、同時に不安もお持ちでした。それは”他のドラッグストアに転職しても、過酷な環境は同じではないか“ということ。

小売業であるドラッグストアは年中無休でオープンしている店舗も多く、またエリアによっては深夜営業していることも。就業年数が長く、業界に詳しいSさんだからこそ、その心配が大きかったようです。

「年収が下がってもいいから、自分の時間を持てるようになりたい。」

Sさんの切実な声を聞き、なんとか力になりたいと思った私はさっそくSさんに他のドラッグストアの状況をお話することにしました。

変化の大きいドラッグストア業界

Sさんが考えていたように、ドラッグストアは営業時間が長く、また「変形労働時間制」が採用され、勤務はシフト制のところがほとんど。土日の出勤が必要とされることも多いのが事実です。

さらに、ひと昔前は長時間労働や休日の少なさ、賃金体系などの良くない点が目立ち、今でも良い印象を持たない人もたくさんいます。

しかし近年、その労働環境は大きく改善されてきています。特にここ1～2年、給与改定や休日の取りやすさ、また女性が活躍できる制度など、社内改革を進める企業が増えてきています。

特に大手企業はその傾向が強く、ひと昔前の良くない印象を持つ方にそのことをお伝えすると驚かれる方が非常に多いです。
 

入社までの決意

業界情報や他の企業の話をしていく中で、Sさんは転職に対して少し前向きになっていったように感じました。

しかしどこか不安が拭えない様子。詳しく伺ってみると、「車を持っていない」ことも一つ慎重になるポイントがありました。

これまでのSさんの勤務先では自家用車の所有は必須ではなかったそうなのです。多くのドラッグストアでは、店舗応援や夜間勤務後の通勤手段として自家用車の購入が求められることが多いですよね。

転職すると自家用車の購入という大きな出費もあることから、Sさんは非常に慎重になっているご様子でした。

“百聞は一見にしかず“という諺がありますが、Sさんにもまずは企業の方とお話しして、自家用車の購入という壁を乗り越えてでも転職したい先か実際に確かめてもらいたいと感じた私は、「ではいくつか候補を絞って面接に行きましょう！実際に会社を見て、人事に話を聞くとまた何か発見があるかもしれません。」とお伝えしました。

そうして2社の面接を受けたSさん。面接終了後にお話を伺うと「面接を受けて良かったです！会社の取り組みや雰囲気を直接聞くことができ、自分の希望の働き方ができそうだと感じました！」と仰っていただけました。

そうして、内定が出た中から1社への入社を決めたSさん。年収は額面で前職より若干下がりますが、住宅補助があるため実質的には生活に余裕ができ、お休みもしっかり取れる企業を選ばれました。

入社3か月後、Sさんにお話しを伺ってみると、念願の旅行にも行けて嬉しかったと教えてくれ、またその元気な声がとても印象的でした。

さらに「また店長を目指して頑張ります！」と仰っていただけて私まで嬉しくなってしまいました。

コンサルタントの裏話

登録販売者のキャリアアップの道の一つに、「店長職」があります。

しかし、店舗経験を重ねて実務経験を積み、せっかく店長になるまで頑張ってきたのに、今や仕事に追われすぎて辛い、という方も多くいらっしゃいます。そんな方がいましたら、ぜひチアジョブ登販のコンサルタントにお話を聞かせてください。

転職の気持ちが決まっていなくても、ご相談いただくだけでももちろんOKです。業界や他社の情報を聞くだけでも、客観的に自身の環境を見つめ直すことができ、何か発見があるかもしれません。

チアジョブ登販では転職サポートはもちろんですが、長期的なキャリアプランを一緒に考え、その時に最適なプランのご提案をお手伝いします。

もし何かお困りのことがあれば、ぜひ一度チアジョブ登販にご相談くださいね。