転職活動の基本
2022-04-22
【登録販売者向け】転職活動の流れを解説!事前準備から退職の手続きまで
・Before
・After
登録販売者がキャリアアップや希望の働き方を叶えるには、転職も一つの方法です。しかし、転職を決意したものの「何から始めたら良いのだろうか」「働きながら転職活動ができるのだろうか」などの不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、登録販売者の転職活動の流れについて準備から選考・内定、退職までステップ別に解説します。転職の準備から新しい会社への入社までは、早い人で1~2か月ほど、人によっては3~4か月ほどかかるケースもあるので、計画的に進めましょう。
登録販売者の転職活動に必要な事前準備
転職活動では、まず事前準備を行います。
転職の目的や自分のスキルを整理しながら情報収集を行い、応募先の企業を絞り込みましょう。
求人情報を見て「条件が良さそう」という理由だけで応募先を選ぶと、ミスマッチが起こるリスクがあるので注意が必要です。
転職の目的を考える
まず、転職したい理由や、転職によってどうなりたいのかといった目的をよく考えます。
そのうえで、転職で叶えたいことの優先順位をつけておきましょう。
そうすることで、応募先の選定や必要書類の作成、面接対策にも役立ちます。
転職までのスケジュールを立てる
転職までには、早くても1~2か月、複数の企業を受ける場合には数か月かかることも珍しくありません。
希望の応募先が見つかってから転職活動を始めるのでは、開始時期が遅くなったり、必要書類の準備が間に合わなかったりと非効率的です。
また、取り組む期間を明確にしていないと、なかなか行動に移せず、結果的に転職活動が長引いてしまう可能性も考えられます。
転職を決意しているのであれば、「この時期までには新しい会社で働きたい」という目安を定めましょう。
そこから退職や選考、応募の時期を逆算してスケジュールを立てるのがおすすめです。
▼参考記事
≪登録販売者の転職≫転職ってどのくらい時間がかかる?活動開始すべきタイミングを解説!
自己分析を行う
転職での採用は、応募先の企業に対する入社意欲や仕事に対する熱意、スキルなどのさまざまな面から判断されます。
内定を勝ち取るには、採用担当者に自分の強みや魅力を簡潔に伝えることが必要です。
これまでの経歴を振り返り、スキルの棚卸しや自分の強み・弱みを整理して、アピールポイントを押さえておきましょう。
客観的な自己分析は、自分に合った職場選びのためにも重要でしょう。
▼参考記事
店舗管理者要件を満たす登録販売者の転職、成功のポイントは?
【コンサルタントが指南】ドラッグストア店長経験者、転職のポイントは?
転職に関する情報を集める
登録販売者はドラッグストアをはじめ、調剤薬局や量販店、コールセンターなどで需要があります。
それぞれ求められるスキルや人材は異なり、企業によって風土や考え方、キャリアプランもさまざまです。
また、業界の特徴や将来性についても検討しておきましょう。
自分の転職目的を果たせる企業を見つけるため、しっかりと業界分析・企業研究を行い、応募先を選定するのが重要です。
▼参考記事
コロナ禍での登録販売者の転職事情は? 成功事例から見るポイントを解説
登録販売者の基本的な転職活動の流れ
登録販売者の転職活動の流れは、一般的な他業種と大きく変わりません。企業に応募して、書類選考・面接選考を通過後、内定獲得となります。
応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成
求人に応募するには、ほとんどの場合で履歴書と職務経歴書が必要です。
応募書類は、企業と求職者の最初の接点になります。応募書類で魅力を感じてもらえなければ、次のステップに進めません。
入社後の活躍が期待できる人材であることをアピールするため、丁寧に作成しましょう。
職務経歴書については、役職や担当業務はもちろん、これまでの経験や実績を数値を用いて具体的にまとめます。
また、応募先の企業が求める人材に合ったアピールポイントを記載するのも重要です。
▼参考記事
登録販売者が履歴書を書く上でのポイントは?そもそも求人って多いの?
求人に応募する
応募書類を作成したら、企業に提出します。
メールで送る場合は、パスワードをつけるのがマナーです。パスワードはメールを分けて送りましょう。
自身の希望に合致する企業が複数ある場合には、並行して応募しても構いません。
書類選考の合否が判明するまでの期間の目安は、一週間から10日程度です。書類選考に通過したら、次は適性検査や面接による選考となります。
面接対策をする
登録販売者の中途採用の場合、面接は1~2回程度実施されることが多いです。
近年では、1次面接としてWeb面接取り入れている企業も見られます。さらに、AIが応募者に質問を行うAI面接が実施されるケースもあるようです。
いずれの方式の面接であっても、志望動機や退職理由、これまでの実績などの面接担当者から想定される質問について回答を準備しておく必要があります。
スムーズに受け答えをするため、面接の練習をしておくと良いでしょう。
また、接客業の登録販売者は、第一印象も重視されます。好印象を与えられるよう、身だしなみや服装には十分に注意を払う必要があるでしょう。
▼参考記事
登録販売者の面接!服装・質疑応答などの攻略方法【転職コンサルタント監修】
転職コンサルタント直伝、Web面接の流れや成功事例【登録販売者のオンライン転職】
内定獲得
面接から1週間~1か月程度で選考結果が通知されます(企業によって通知されないケースもあり)。
内定が出たら、回答期限までに内定承諾を行いましょう。複数社から内定を獲得した場合、承諾する会社以外には内定辞退の連絡をしなければなりません。
なお、内定時に提示される雇用条件はきちんと確認しましょう。面接時と相違があれば、入社承諾前までに確認しておく必要があります。
▼参考記事
登録販売者として失敗しない働き方を!労働条件通知書の見方と頻出用語を解説
退職までの流れと注意点
内定をもらったら、就業中の方は現職の退職手続きを進めます。
退職の意思を伝えて退職日を決定し、それまでに引継ぎや関係者への挨拶を済ませて退職日当日を迎えるというのが一般的な流れです。
それぞれの流れと注意点について簡単に見ていきましょう。
退職の意思を伝える
直属の上司に退職の意志を伝えます。法的には退職日の2週間前に伝えれば良いとされています。
しかし、実務上は少なくとも1~2か月前に伝える必要があるでしょう。
告知期間について就業規則に規定されている場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
登録販売者の場合、後任の資格者の採用やシフト調整に時間を要するため、上司などから引き止めにあう可能性も高いでしょう。
会社に迷惑をかけることや希望日までに退職できないというトラブルを防ぐために、内定を獲得したらすぐに退職準備に着手する必要があります。
▼参考記事
【同業他社への転職】スムーズに円満退職する方法を解説!
退職日の決定
退職の意思を伝えたあとは、上司と協議のもと、退職日を決定します。引継ぎにかかる期間や有給休暇の残日数についても考慮しましょう。
退職日が決定したら退職届を提出し、転職先の企業と入社日を調整します。
入社日の変更や延期が発生しないように、ある程度の余裕をもった日程で設定しましょう。
周囲への周知と引継ぎ
その後、上司に指示されたタイミングで周囲の人に退職を知らせます。
そして、退職後の業務に支障が生じないよう、後任者や同僚に引継ぎを行いましょう。
お世話になった社内外の方に対しても退職を知らせ、挨拶をしておく必要があります。
退職日当日
退職日当日は、健康保険証や支給されている制服などの返却を忘れないようにしましょう。
また、年金手帳・雇用保険被保険者証・販売従事登録証(会社保管の場合)・業務(実務)従事証明書などを受け取ります。
最後に上司や同僚への挨拶を行い、気持ち良く退職しましょう。
転職活動は計画的に進めよう
登録販売者の転職に必要な準備や転職活動の流れについて解説しました。
最初に「いつまでにどのような転職を叶えたいか」といった目的や軸をしっかり定めておくのが大切です。
登録販売者の活躍できる場所は、現在広がっています。その際、目的が明確になっていれば、希望する企業や業種での書類選考や面接への対策もやりやすくなるでしょう。
応募から内定、現職の退職から新しい会社への入社までには数か月かかることもあるため、スケジュールをしっかりと立てて取り組みましょう。
転職活動の進め方に迷ったときは、ぜひ「チアジョブ登販」のコンサルタントへご相談ください。スケジュール調整や面接対策など、転職に関するさまざまな支援を行っています。
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