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著名人コラム

2022-04-08

医療用医薬品と市販薬の飲み合わせがわからず、受診勧奨してしまいます。どのように勉強すれば良いでしょうか?【鈴木伸悟先生のお悩み相談室!第3回】

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医療用医薬品と市販薬の飲み合わせがわからず、受診勧奨してしまいます。どのように勉強すれば良いでしょうか?【鈴木伸悟先生のお悩み相談室!第3回】

薬の成分や飲み合わせ、接客、同僚との人間関係など、たくさんの悩みや不安を抱えながらも、お客さまに最適な提案ができるよう奮闘する登録販売者。そんな登録販売者のお悩みに、SNSや講演会、業界紙などを中心にOTC医薬品の情報発信を行う薬剤師の鈴木伸悟先生が答えます! 第3回は、医療用医薬品と市販薬の飲み合わせに関する相談です。登録販売者にとって、医療用医薬品に関する知識の習得と指導は難しく感じられるのではないでしょうか。鈴木先生に、医療用医薬品と市販薬の飲み合わせの勉強方法についてわかりやすく解説していただきました。

目次

  1. まずは「併用NG」の判断ができる状態を目指す
  2. 鼻炎薬や総合感冒薬と高血圧の治療薬との飲み合わせは?
  3. 医療用医薬品と市販薬の同効薬の重複に注意
  4. 医療用医薬品と市販薬の飲み合わせの勉強法は?

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まずは「併用NG」の判断ができる状態を目指す

まずは「併用NG」の判断ができる状態を目指す

その場で疑問にお答えして「少しでもお客さまの役に立ちたい」という気持ちはとても大切だと思います。

一方で、受診勧奨も医薬品登録販売者の大切な役割です

お客さまが医療用医薬品を服用中ということは、持病があって医療機関に通っている可能性が高いでしょう。

そのため、可能な限り主治医の判断を優先すべきだと考えます

仮に併用が可能だとしても、お客さまが不安を抱くようであれば受診勧奨することもあります

医薬品登録販売者は市販薬のスペシャリストなので、高血圧や糖尿病、うつ病などの医療用医薬品に関しては詳しく知らなくて当然だと思います。

まずは、医療用医薬品との併用が可能かどうか判断できるようになるというよりは、ダメな場合にその理由とあわせて指導できるように知識を習得するのはいかがでしょうか。

併用薬との相互作用も大事ですが、その薬をどのような疾患で服用されているか確認するのが、まず重要でしょう。

 

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鼻炎薬や総合感冒薬と高血圧の治療薬との飲み合わせは?

たとえば「プソイドエフェドリンを配合した鼻炎薬や総合感冒薬を購入したい」というお客さまから相談を受けた際に併用薬について確認すると、高血圧で医療用医薬品を服用していました。

こういったとき、見慣れない成分でも焦らずに何の薬なのかお聞きしたり、調べたりするのが大切です

高血圧で薬を服用中だとわかれば、その市販薬は血圧を上げてしまう恐れがあるため、「高血圧の治療中の方は使用できません」とお伝えできるでしょう。

 

 

医療用医薬品と市販薬の同効薬の重複に注意

「胃がむかむかするので胃薬をください」とお客さまから相談を受けた際、併用薬について確認すると、胃潰瘍や逆流性食道炎などで処方される医療用医薬品をすでに服用していました。

こうした同じような効果がある薬の重複には注意して、その場で判断せずに受診勧奨すべきでしょう。

また薬の分類が違っていたとしても鼻炎薬や医療用医薬品である抗不安薬など眠気が出やすい薬を併用すると、眠気やふらつきが強くあらわれる恐れがあるので注意が必要です。

 

 

医療用医薬品と市販薬の飲み合わせの勉強法は?

飲み合わせの勉強法としては、参考書を用いてOTC医薬品に含まれる主な成分と注意すべき疾患などを徹底的に覚えると良いでしょう。

そのうえで、お客さまが服用されている医療用医薬品をその場で確認して的確に受診勧奨など指導ができるように努めることが重要です。

 

【回答者プロフィール】

回答者:鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん

鈴木伸悟さん

有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。

薬剤師および登録販売者へ適切なOTC医薬品のすすめ方や売り場作りなどの教育に携わる。

SNSでは、大手ドラッグストアおよび調剤薬局での自身の勤務経験をもとにOTC医薬品の役立つ情報発信を行い、全国各地での講演会やコラムの連載など多方面に活躍している。

著書「薬局OTC販売マニュアル〜臨床知識から商品選びまで分かる〜 日経BP社」

 

 

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