登録販売者の働き方
2020-12-18
「登録販売者の仕事が楽しい!」と感じるのはどんなとき?先輩に聞く仕事のやりがい
・Before
・After
登録販売者は第2類医薬品と第3類医薬品の専門家。少子高齢化や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で医療に対する意識が高まっており、需要が拡大している魅力的な仕事でもあります。しかし登録販売者として働くなかで、つらい出来事が続くと仕事の楽しさを見失ってしまうこともあるかもしれません。そこで今回は先輩の声をもとに、登録販売者の楽しさややりがいについて解説していきます。
「仕事が楽しい!」と感じるのはどんなとき?先輩登録販売者に聞いてみた
登録販売者として働いている先輩方の声を参考に、仕事にやりがいを感じた経験について解説していきます。実際の声も踏まえて、登録販売者の楽しさを確認していきましょう。
相談にのったことでお客さまから喜ばれたとき
お客様の相談にのったことで感謝されたときや、後日お客さまの症状が改善したと報告されたときにやりがいを感じるという声は多いようです。医薬品の専門家として一番喜ばしい瞬間ですね。
自らの商品の陳列や企画で成果が出たとき
お客さまが自分のつくった売り場から商品を購入していく姿を見るのは嬉しい経験です。
目に見える形で成果を上げられると自信にもつながり、仕事のモチベーションとなります。
常連のお客さまに名前を覚えてもらえたとき
登録販売者の主な勤務地であるドラッグストアやコンビニは地域に根づいており、常連のお客さまも多くいます。
仕事のなかで接客をする場面も多いため、登録販売者として名前を覚えてもらえると認められたと感じて仕事が楽しくなる方も多いようです。
店舗責任者に昇進したとき
店舗責任者は、お店で働く従業員をまとめるリーダーであり、様々な業務を任される立場。
その分責任が大きくなり大変なことも増えますが、自身の成長や仕事のやりがいを感じやすくなるでしょう。
医薬品の勉強が身になっているのを感じられたとき
医学は日々進歩しており、登録販売者は常に医薬品について勉強する必要があります。それがお客様の症状にあった医薬品を提案する際に役に立つと、達成感を得られるでしょう。
また、仕事以外にも自分の生活のなかで知識が役に立ったという声もありました。

登録販売者の仕事は大変?仕事に大変さを感じる理由とは
仕事を楽しいと感じることも多い一方で、お客さまの健康を左右する立場にある登録販売者からは、「仕事がつらい」という声も。ここでは、仕事が大変だと感じてしまう理由について紹介します。
試験に受かったあとも勉強し続けなければならない
登録販売者は、資格を維持するために試験に合格したあとも毎年研修を受ける必要があります。また、医学の進歩にともなって新しい医薬品が発売されるため、知識をアップデートしていかなければいけません。
働きながらも研修や情報収集のために学習のモチベーションを保ち続けなければならないため、学習自体を楽しむことができないと「辛い」「大変」と感じてしまうのです。
医薬品の知識はもちろん、販売に関する能力も問われる
登録販売者の仕事は販売職の要素が強く、売上ノルマが課されることもあります。そのため医薬品の知識以外にもお客さまに商品を売り込むスキルが必要です。
また、昇進すると売上管理、人材マネジメントなどについても求められるようになります。
このように、様々な業務に関する能力が問われるため、苦手な業務があると大変だと感じてしまうでしょう。
お客さまから直接クレームを受けることも
お客さまと接する機会が多い登録販売者は、クレーム対応について悩まされることも。たとえば薬剤師不在の薬局では販売できない医薬品もあるため、クレームを受けることもあるようです。
理不尽なクレームを受けると、精神的につらい思いをすることもありますね。
日用品などの品出しなどの重労働
登録販売者の主な職場となるドラッグストアでは、医薬品以外にも日用品、食材など様々な商品を販売しています。
飲み物の品出しなどは、とくに体力が必要とされる仕事でもあるので、きついと感じる方も多いのではないでしょうか。



登録販売者に向いている人とは?
登録販売者の仕事の楽しさ、やりがいや大変さを踏まえて、登録販売者に向いている人について解説します。
専門知識を使ってお客さまの健康をサポートする登録販売者に向いているのは、どのような人なのでしょうか。
医薬品の知識を常にアップデートし続けられる
医学は日々進歩しており、新しい医薬品も増え続けています。登録販売者は医薬品の専門家であり、お客さまに最適な知識を提供することが求められる仕事です。
そのため、医薬品の知識を常にアップデートできる学習意欲の強い方に向いているといえます。
健康に関心がある
登録販売者の役割は、お客様の健康をサポートすることです。そのため、一般医薬品以外の知識であっても健康に関することであれば知っておくと役に立つことがあります。
健康に関心がある方は、登録販売者に向いているでしょう。
人と接することが好き
登録販売者の主な職場であるドラッグストアには多くのお客さまが訪れます。また、ノルマがある店舗であればお客様とのコミュニケーションがとくに重要になるでしょう。
そのため、人と接することが苦にならない方は登録販売者に向いています。
「人のために何かしたい」という貢献の気持ちが強い
登録販売者は、お客さまのために日々医薬品について勉強し、健康についての相談に乗る必要があります。
お客さまのために仕事に励むことができる献身の思いが強い方には向いている仕事です。
責任のある仕事だからこそ楽しさややりがいを感じられる
登録販売者は、第2類医薬品・第3類医薬品についての専門知識を生かしてお客さまの健康をサポートしています。
専門家として医薬品や健康について勉強し続けることはもちろん、お客さまとのコミュニケーションや店舗の売り場の管理など様々な業務に対応する必要があるため、仕事が大変だと感じるかもしれません。
しかし、日々多くの業務をこなしているからこそ、楽しさややりがいも様々な場面で感じられる仕事でもあります。
今回の記事を参考にしながら、自分なりのやりがいを見つけて登録販売者としての仕事を楽しんでいきましょう。

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