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2023-08-18

【2023年最新】登録販売者の外部研修(継続研修)とは?研修内容や費用、追加的研修についても解説

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【2023年最新】登録販売者の外部研修(継続研修)とは?研修内容や費用、追加的研修についても解説

厚生労働省は、一般用医薬品販売業者に対し、業務に従事している登録販売者への外部研修(継続研修)の受講を義務化しています。また、管理者要件の改正に伴い新たに「追加的研修」という研修の制度ができたことはご存じでしょうか。今回は、登録販売者の研修について詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 登録販売者の外部研修とは?
  2. 登録販売者が外部研修を受けないことのペナルティやリスク
  3. 登録販売者の外部研修の内容
  4. 登録販売者の外部研修の形式と費用
  5. 【最新】もう一つの研修「追加的研修」とは?
  6. 登録販売者の外部研修に関するQ&A
  7. 医薬品を安全に正しく扱うため、日々情報のアップデートを

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公開日:2020年8月7日
更新日:2023年8月18日

 

 

登録販売者の外部研修とは?

登録販売者の外部研修とは?

登録販売者の外部研修(継続研修)とは、厚生労働省が2012年に公表した『登録販売者の資質向上のための外部研修に関するガイドライン』で実施が義務化されたもの。

外部研修の目的は大きく分けて3つあります。

  • 登録販売者の資質を向上させる
  • 医薬品の適正使用を促進する
  • 日々変化していく医薬品について最新の知識を取り入れさせる

 

登録販売者の資格を取得してから月日が経つほど、使わない知識は抜けてしまうものです。

また、登録販売者試験のときに覚えた知識は徐々に古くなり、使えなくなるものも出てくるでしょう。

しかし、いざお客さまから相談があったときに「わかりません」では通用しません。

医薬品の正しい知識を再確認し、日々新しくなる情報をアップデートし続けることは、登録販売者にとって大切なこと。

外部研修を受けることで、知識をアップデートし続けることが重要です。

 

そもそも登録販売者に必要な研修には何がある?

登録販売者が行う研修は、主に2つ。

  • 外部研修(継続研修)
  • 追加的研修

 

1つ目は「外部研修(継続研修)」です。

外部研修とは、医薬品を適切に扱うための知識を身に付けることを目的としています。

登録販売者である以上、毎年度必ず受講する義務があります。

2つ目は「追加的研修」と呼ばれるもので、管理者要件の改正に伴い新たに追加された研修です。

追加的研修は、毎年度受講しなければならないものではありません。

管理者要件を満たす必要がある場合に受講するものです。

【最新】もう一つの研修「追加的研修」とは?

 

 

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登録販売者が外部研修を受けないことのペナルティやリスク

登録販売者が外部研修を受けないことのペナルティやリスク

 

登録販売者の外部研修を受けないペナルティはある?

外部研修を受けなかった場合のペナルティは、現状示されていない。

2022年4月より、外部研修の毎年度の受講が義務化されました。

しかし、外部研修を受けなかった場合の罰則やペナルティ、資格の剥奪などは現状示されていません。

ただし、「また、都道府県等においても、引き続き、薬事監視等の際には、適切な研修が行われているか否かを確認し、必要に応じて指導を行うこととする。」とされており、必要に応じて指導は入るようです。

また、医薬品の販売に従事していない(登録販売者の資格が必要な業務を行っていない)登録販売者には、受講する義務はないとされています。

出典:厚生労働省『医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等について』

 

登録販売者の外部研修を受けないリスクはある?

管理者要件を満たせない、最新の知識を得られないなどのリスクはある

外部研修を受講しないことに対するペナルティはありませんが、いくつかのリスクはあります。

まず、外部研修は管理者要件への影響です。

店舗管理者を目指す方は、外部研修を受講しなければ管理者要件を満たすことができません。

また、外部研修を受講しなければ、最新の知識を得る機会を失ってしまいます。

登録販売者として医薬品に関する情報提供を行うためには、専門的な知識が必要不可欠です。

正しい情報提供ができず、お客さまが間違った認識で医薬品を使用した場合、お客さまの健康被害につながる恐れもあります。

「ある医薬品に関して新たに副作用が見つかっていたが、研修を受けておらず知らなかった」では済まされません。

このようなことを防ぐためにも、外部研修を受講して最新の知識を得ることは登録販売者にとって大切なことです。

現在は医薬品を扱っていないという方も、今後状況が変わったときやスキルアップのためにも受講しておくことをおすすめします。

 

 

登録販売者の外部研修の内容

登録販売者の外部研修の内容

外部研修の研修内容や種類、内容について詳しく紹介していきます。

 

外部研修の内容

外部研修では、厚生労働省が示した下記の8つの事項についての研修を行います。

  • 医薬品に共通する特性と基本的な知識
  • 人体の働きと医薬品
  • 主な一般用医薬品とその作用
  • 薬事に関する法規と制度
  • 一般用医薬品の適正使用と安全対策
  • リスク区分等の変更があった医薬品
  • 店舗及び区域の管理に関する事項(店舗販売業及び配置販売業の場合)
  • その他登録販売者として求められる理念、倫理、関連法規等

難しい内容に見えますが、登録販売者試験と重複する部分も多いため、試験勉強で学習した基本の再確認と知識の定着が図れるでしょう。

加えて、リスク区分の変更があった医薬品や関連法規など、新しい情報を取り入れられる研修になっています。

▼参考資料はコチラ
厚生労働省『登録販売者に対する研修の実施に係る取扱いについて』

 

 

登録販売者の外部研修の形式と費用

研修は、毎年「年間12時間以上、定期的かつ継続的に受講」しなければなりません。

研修の形式は、現在「リモート講座」なっています。

講座を受けテストに合格することで研修修了とみなされます。

リモート講座の形式は開催機関によって様々ですが、受講できる期間が定められており、その間に受講する必要があります。

合計で2500円~3500円程度が必要です。

※集合形式での研修について
2019年度以前は集合形式での研修が行われておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、集合研修についてはリモート講座で代替可能となりました。
2023年8月現在でもリモート講座が採用されています。

▼参考資料はコチラ
厚生労働省『新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた登録販売者に対する研修及び既存配置販売業者の配置員の資質の向上に関する講習、研修等の実施方法について』

 

 

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【最新】もう一つの研修「追加的研修」とは?

「追加的研修」とは、登録販売者の管理者要件の見直しに伴い、追加された研修のことです。

登録販売者が店舗管理者になるためには、「管理者要件」を満たす必要があります。

「追加的研修」もその要件のうちのひとつです。

実務経験が1年以上で累計1,920時間以上である場合に受講する必要があります。

▼関連記事はコチラ
【2023年改正】登録販売者の管理者要件を解説!「実務経験1年以上」に緩和へ

 

追加的研修が追加された理由

今までの管理者要件には、「通算2年以上かつ累計1,920時間以上の実務経験が必要」という縛りがあり、この要件を満たせない登録販売者も数多く存在していました。

しかし、2023年、管理者要件は「実務経験1年以上で累計1,920時間以上」に緩和。

「1年以上」へと緩和されたことによる登録販売者の知識や経験不足を補うことを目的に、追加的研修が設けられました。

 

追加的研修の対象者

過去5年間のうち通算して1年以上2年未満の従事期間で、店舗管理者等となることを希望する登録販売者が主な対象者となります。

また、この条件以外の登録販売者も希望があれば受講可能です。

 

追加的研修の受講方法

外部研修と同様に、各機関のホームページ等で確認できます。

 

追加的研修の内容

追加的研修の内容について紹介していきます。

  • ①ガバナンス、法規、コンプライアンス等の基礎的知識
  • ②販売現場、店舗・区域管理に即したコミュニケーション
  • ③ケーススタディ

ガバナンス、法規、コンプライアンス等の基本的知識に関する講義では、店舗・区域管理において求められるガバナンス、法令遵守の具体的内容と対応等について学びます。

販売現場、店舗・区域管理に即したコミュニケーションに関する講義では、アクシデント・クレームへの対応や店舗・区域マネジメントに関する演習等を行います。

ケーススタディでは、①や②の内容を踏まえて、店舗・区域管理者に求められる医薬品の販売マネジメント(例:店舗・区域の管理、不適切な医薬品使用への管理者としての対応、店舗販売業者等への意見申述が必要な事例等)に具体的に対応するレポート作成及び検討等による受講者参加型の能動的学習を行います。

▼参考資料はコチラ
厚生労働省「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等について」

 

 

登録販売者の外部研修に関するQ&A

登録販売者の外部研修に関する疑問をQ&A形式で紹介します。

 

Q. 登録販売者の外部研修の対象者は?

A.一般用医薬品の販売に従事する全ての登録販売者です。

外部研修は、一般用医薬品の販売に従事する全ての登録販売者に対して、毎年度受講することが義務付けられています。

 

 

医薬品を安全に正しく扱うため、日々情報のアップデートを

店舗販売業者や配置販売業者などは、店舗で働く登録販売者に外部研修を毎年度受講させる義務があります。

医薬品を扱うというのは、健康や安全に深く関係することだからです。

外部研修では、毎年最低12時間以上、定期的かつ継続的に受講しなければならず、仕事をしながらの受講は簡単ではありません。

しかし、使わずに抜けてしまった知識や新たな情報を確認し直すことで、登録販売者として自信をもって働けるようになるはずです。

外部研修では最新の知識を学ぶことができ、医薬品を安全に使うための重要な研修と言えるでしょう。

また、店舗管理者を目指す場合は、追加的研修についてもしっかり押さえておくことが重要と言えるでしょう。

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