登録販売者の働き方
2024-04-19
【働く主婦必見】登録販売者の働き方!正社員勤務の利点や働きやすい職場とは
・Before
・After
働く女性として、キャリアアップ実現のために、資格を活かした仕事を考えている方は少なくありません。登録販売者資格も仕事の幅を広げる資格として人気があります。この記事では、登録販売者として働く主婦にとってのメリット・デメリットや、働きやすい職場についてご紹介します。
登録販売者資格・経験は働く主婦の選択肢を広げるきっかけに
登録販売者は、薬剤師に代わって一部の医薬品を販売できるという専門性があり、需要も年々増加傾向にあります。
就業先もドラッグストアをはじめとして、コンビニやホームセンター、家電量販店など多岐に渡っており、幅広く活躍できる職種です。
そのため、登録販売者資格を所持している・勤務経験があると、過去に正社員として働いていた方や現在正社員として働いている主婦の方にとって、選択肢を広げるきっかけになるでしょう。
正社員登録販売者の経験は働く主婦の復職・キャリアアップにも役立つ
現在、結婚や子育てを機にパート勤務や専業主婦をしている方でも、過去に「正社員登録販売者」としての勤務経験があれば復職しやすい利点があります。
とくに大手企業であれば福利厚生が整っているところも多く、仕事と育児を両立しやすいです。
主婦になっても時短勤務を選択できる可能性があり、生活状況に合わせた働き方もできます。
一度登録販売者の職から離れても、正社員としての勤務経験は今後の復職やキャリアアップにも大いに役立ちます。
【パート主婦向け】登録販売者の働き方
登録販売者には、パートやアルバイト、正社員などさまざまな働き方があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分にあった雇用形態を見つけましょう。
パート・アルバイト勤務のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・シフトの融通がききやすい ・異動や転勤がない ・ライフスタイルに合わせて働きやすい | ・キャリアアップが難しい ・収入が安定しにくい |
パート・アルバイト勤務のメリット
パートの1番のメリットは、勤務時間や曜日などシフトの融通がききやすい点です。
平日のみ勤務したり週3勤務にしたり、無理のない範囲で生活に合わせた働き方ができます。
また、正社員のように異動や転勤は基本的にありません。
家から近い店舗で採用してもらえば通勤時間を短縮できるため、家族との時間を増やせます。
働く時間や場所に制限が多い方やワークライフバランスを重視する方は、パート・アルバイト勤務がおすすめです。
パート・アルバイト勤務のデメリット
シフトに融通が効くメリットがある一方で、キャリアアップの難しさや正社員と比べた際の給与面の低さがデメリットとしてあげられます。
たとえば、子育てがひと段落して、パートから正社員になり店長を目指したいと考えても、希望を叶えるのは難しい現状です。
給与に関しても、正社員は月給制ですがパートは時給制のため年収に差があります。
とはいえ、パートから正社員になりキャリアアップや年収アップを実現した方も多くいるため、パートだからといって諦める必要はありません。
もし、現職で正社員になるのが難しい場合は、他社での正社員採用を狙うのも一つの手です。
正社員勤務のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・福利厚生が充実している ・安定した収入を得やすい ・店舗管理者等キャリアアップを目指せる | ・拘束時間が長く休みを取りにくい ・転勤や異動の可能性がある |
正社員勤務のメリット
正社員は福利厚生が整っていたり、賞与や昇給によってパートよりも給与が高かったりと手厚い待遇を受けられるのが魅力です。
産休・育休などの制度は、パートだと使用範囲が制限されている場合もありますが、大手企業の正社員なら子育て支援が充実しています。
また、最初はパートとして働き、子育てが落ち着いてから正社員になろうと考えてもすぐに実現するのは難しい場合が多いです。
子育てをしながらキャリアアップを考えている方は、時短勤務などを活用しつつ正社員として働く選択が合っています。
正社員勤務のデメリット
魅力的な正社員ですが、パートに比べて拘束時間が長かったり、希望通りの休みを取りづらかったりというデメリットもあります。
パートが土日休みを多く希望している店舗ではその分、正社員が土日祝日に出勤しなくてはならない場合も。
その場合は、家族など周囲の協力や休日保育の利用で乗り切る方が多いようです。
また、大手チェーン店に勤務する正社員は、転勤を伴うことも。
地域限定正社員だとしても、地域内の店舗異動は発生します。
希望の店舗で働けなくなり、子どもの送迎などで苦労する可能性もあるため留意しておきましょう。
子育て後の復職・転職には「正社員登録販売者」がおすすめ!
過去に登録販売者の実務経験がある主婦は、子育ての後の復職・転職の際に「正社員登録販売者」を目指すのがおすすめです。
正社員登録販売者に向いている人の特徴や目指すのに必要なことを押さえて、働く際の選択肢を広げましょう。
実務経験者の主婦に「正社員登録販売者」がおすすめの理由
- 経験が考慮されて復職しやすいから
- キャリアアップを目指せるから
- 生活に合わせた働き方を選べるから
経験が考慮されて復職しやすいから
登録販売者の正社員求人では、実務経験があることや店舗管理者要件を満たすことを条件にしているケースがあります。
そのため、登録販売者としての勤務経験があれば復職・転職を有利に進められます。
また、登録販売者の実務経験はパートとして働いていた期間もカウントされるため、今まで積み上げてきた期間も無駄になりません。
キャリアアップを目指せるから
店長やSVなどの役職に就くためには、正社員であることを条件にしている場合が多い傾向にあります。
将来的にキャリアアップを目指したい場合は、パートやアルバイトといった非正規雇用からでは難しいため、早めに正社員として働くのがおすすめです。
生活に合わせた働き方を選べるから
大手企業勤務の正社員の場合、パートやアルバイト勤務よりも福利厚生が充実しているため、ライフスタイルにあわせた手厚い待遇を受けられます。
正社員であっても時短勤務を選択できたり、産休・育休制度を使用できたりするため、生活状況に合わせて働きやすいです。
パートやアルバイト勤務と比べると拘束時間は長くなってしまいますが、その分収入は安定しているため仕事と生活の両立ができます。
正社員登録販売者が向いている主婦の特徴
- 子育てや介護が落ち着いてバリバリ働きたい人
- 登録販売者としてキャリアアップを目指したい人
育児・介護等、家族も含めて生活状況が安定し、復職してバリバリ働きたい方はぜひ正社員登録販売者を目指しましょう。
パート・アルバイトよりも収入が安定しており、将来的にキャリアップをしたい場合は正社員の方が有利の傾向にあります。
また、医薬品や接客の知識を活かして登録販売者として活躍したい方、店舗管理者やバイヤーなどの役職を目指したい方にも正社員がおすすめです。
主婦から正社員登録販売者になるために必要なこと
- 店舗管理者要件を満たす
- マネジメント経験がある
- 業務に役立つプラスαの資格を取得する
企業によっては店舗管理者要件を満たすことを条件にしている場合もあるため、事前に十分な実務経験を積んでおくと安心です。
マネジメント経験や「漢方アドバイザー」などプラスαの資格を持っていると優遇されるケースもあります。
また、これから結婚や出産・子育てを予定している場合も、正社員としての経験があればライフステージが変化したあとの転職にも役立ちます。
正社員登録販売者を目指すメリットはたくさんあるため、ぜひ前向きに検討してみましょう。
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【働く主婦向け】正社員登録販売者として働きやすい職場の特徴
- 時短勤務を選択できる期間が長い職場
- 同じ境遇の同僚が多い職場
- 登録販売者や薬剤師が多い職場
正社員で働き始めても、生活と仕事の両立が大変に感じる可能性もあります。
待遇がよいといわれる正社員であっても、企業によっては職場環境が悪かったり残業が多かったりする可能性も。
子育てしながら働きやすい職場の特徴を押さえて、自分にあった職場を見つけましょう。
時短勤務を選択できる期間が長い職場
入社1年以上の正社員なら、時短勤務は子どもが3歳になるまで取得できると法律で決まっています。
しかし、3歳になるとすぐにフルタイムで勤務できる状態が整うかというとそうではありません。
3歳はまだまだ手がかかる年齢で、子どもが2人、3人といればさらに忙しい状況は続くでしょう。
企業によっては子どもが小学生になるまで、小学校高学年になるまでなど長期間の時短勤務を選べる場合もあります。
子育てをしている方や今後妊娠・出産を希望している方は、時短勤務の選択可能期間も事前に確認しておきましょう。
同じ境遇の同僚が多い職場
子どもが小さいうちは、急な発熱などで急遽迎えに行かなくてはならないことも多々あります。
子どもをもつ親が多い職場であれば、急な休みにも理解が得られやすく、シフトを代わってもらうなどの対応も頼みやすいでしょう。
一方で、同じ境遇の方が多い状況では、自分以外の同僚も突発的な休みが発生しやすいと言えます。
同僚に代わり急遽出勤するなどの“お互いさま”な対応が必要になる場合もあると知っておきましょう。
登録販売者や薬剤師が多い職場
店舗に資格者がいないと医薬品を販売できないため、資格者が少ない、自分しかいないなどの状況では休むに休めないことも。
薬剤師が常駐している調剤薬局併設のドラッグストアや、1回のシフトに資格者が複数勤務できる職場を選ぶと、安心して休めます。
入社してから「こんなはずではなかった」と思わないよう、就職・転職する際に、事前に下見をしておくとよいでしょう。
【パート主婦向け】登録販売者の仕事や働き方に関するQ&A
ここでは、パート主婦の方が気になる、登録販売者の仕事や働き方に関してQ&A形式で解説します。
不安やお悩みがある方は、ぜひ参考にしてください。
Q. 登録販売者は未経験から目指せる?
未経験のパート主婦の方も、実務経験を積むことで正社員へのキャリアアップを目指せます。
パートで積んだ経験は正社員へ転職する際にも役立つので、未経験からでも問題ありません。
雇用形態に関わらず現場での経験をたくさん積むことが大切です。
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登録販売者とは?仕事内容や資格取得のメリット、給料、将来性などを解説
Q. 未経験のパート主婦が登録販売者資格を取得する利点は?
- 転職・復職する際に役立つ
- 生活状況に合わせた働き方・勤務先を選択できる
- 資格手当による収入アップが見込める
- 医薬品の専門知識を身につけられる
- キャリアアップも目指せる
医薬品を販売できる専門性があり、ドラッグストアをはじめとした多くの場で需要があるのが登録販売者です。
資格を取得していることで、パート主婦や専業主婦の方も転職・復職する際のアピールとして役立ちます。
また、雇用形態の選択肢も多いため柔軟な働き方が可能です。
職場によっては資格手当がつき、キャリアアップを有利に進めることもできます。
Q. 登録販売者を目指す方法は?
「登録販売者試験」に合格し、「販売従事登録」を済ませることで登録販売者として働けます。
受験資格はとくになく、誰でも受験可能です。
企業によっては資格取得サポートを実施しているところもあり、一般従事者として働きながら取得を目指せます。
最初は研修中扱いとなりますが、1年以上の実務経験を積めば正規の登録販売者となり、一人で医薬品が販売できます。
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【登録販売者の資格取得後】販売従事登録は必要?合格後の各手続きの流れを解説
Q. 登録販売者資格は独学でも取得できる?
資格を取得するためにはさまざまな勉強方法がありますが、参考書や動画視聴による独学でも合格を目指せます。
ただ、一人で勉強をしていると、わからないことがあったときに解決できない可能性も。
専門学校やオンラインスクールなどでは講師によるサポートが受けられるため、自分に合った勉強方法を選択しましょう。
Q. 登録販売者の仕事はどんな人に向いている?
登録販売者の仕事内容は多岐に渡りますが、メインは医薬品の接客販売です。
お客さまのお悩みに合わせて商品を選ぶ必要があるため、コミュニケーション能力が求められます。
日頃から人と関わることが好きな方やお話しするのが好きな方には向いている職業と言えるでしょう。
働く主婦は正社員登録販売者を目指すメリットが大きい
登録販売者資格を所持している・勤務経験があると、過去に正社員として働いていた方や現在正社員として働いている主婦の方にとって、選択肢を広げるきっかけになります。
とくに、結婚や出産・育児を考えている方は、今のうちに正社員としてキャリアを積んでおくと子育て後の転職・復職の際にも活かせるでしょう。
また、大手企業に正社員として入社すれば、時短勤務など福利厚生が手厚い環境で働けるため、育児と仕事の両立もしやすいでしょう。
主婦の方にとって得られるメリットが大きいため、ぜひ正社員登録販売者を目指しましょう。
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