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2024-11-15

登録販売者とは?資格取得の利点から目指す方法・将来性・経験者の声を解説

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登録販売者とは?資格取得の利点から目指す方法・将来性・経験者の声を解説

登録販売者とは、どのような資格なのでしょうか。専門資格の取得を目指したい方の中には、登録販売者の仕事内容や資格取得の方法が知りたい方も多いはず。今回は登録販売者の仕事や役割、資格取得の利点や活躍できる職場について解説します。登録販売者を目指すステップや将来性についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 登録販売者とは?似ている資格との違い
  2. 登録販売者の主な仕事内容
  3. 登録販売者の資格取得がおすすめである5つの理由
  4. 登録販売者に向いているのはこんな人
  5. 登録販売者の代表的な職場5選
  6. 登録販売者になる4ステップ【資格取得〜実務経験を積むまで】
  7. 【登録販売者に聞いた】資格を取得してよかったこと・仕事のやりがい
  8. 登録販売者の将来性
  9. 登録販売者を目指す人のよくあるQ&A
  10. 登録販売者は将来性が高く、メリットも豊富な資格

あなたの条件にぴったりの職場をお探しします

 

 

登録販売者とは?似ている資格との違い

登録販売者とは、一般用医薬品の販売を行うための公的資格を持つ職種です。

登録販売者とは、薬局やドラッグストアなどで販売している医薬品のなかで、第2類医薬品・第3類医薬品を販売できる資格です。

国家資格に準拠する公的資格であり、受験するための条件(年齢や学歴など)がないため、とても人気の高い資格といわれています。

 

一般用医薬品とは?登録販売者が扱える範囲

一般用医薬品とは?登録販売者が扱える範囲

一般用医薬品とは、医師の処方せんなしで購入可能な医薬品です。

一般用医薬品は、人体に影響をおよぼす副作用リスクが高い順に、第1類から第3類まで分けられています。

第1類医薬品と第2類、第3類医薬品は販売方法が異なっており、第1類医薬品は薬剤師が常駐する薬局などで、薬剤師による指導を行ったうえで販売が可能です。

一方で、第2類、第3類医薬品は登録販売者でも販売することができます

 

【比較】登録販売者と薬剤師の違い

  登録販売者 薬剤師
調剤業務の可否 ×
販売可能な医薬品の種類 第2類医薬品
第3類医薬品
すべての医薬品

一般用医薬品は、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の3つに分類されます。

そのうち、登録販売者が取り扱い可能なのは、「第2類医薬品」と「第3類医薬品」です。

また、市販で購入できる医薬品は一般用医薬品の他に、販売時に対面で書面による情報提供が必要な「要指導医薬品」というリスクが高い医薬品があります。

登録販売者と比較し、より専門性の高い薬剤師は、「第1類医薬品」や「要指導医薬品」を含めた医薬品全般の取り扱いが可能です。

 

【比較】登録販売者と調剤事務の違い

  登録販売者 調剤事務
医薬品の販売・説明 ×
代表的な職場 薬局・ドラッグストアなど 薬局

登録販売者は医薬品を求めるお客さまに対して、薬の効能効果、用法用量、使用上の注意などを説明し、販売ができます

一方で、調剤事務は調剤薬局などの受付業務や、調剤報酬の算出、レセプト作成(=調剤報酬明細書)などの事務仕事がメインで、お客さまに対して薬の情報を伝えることはできません

薬剤師の仕事の一部を担えるのが登録販売者、薬剤師の仕事のサポートや薬局の運営に大きく関わるのが調剤事務、といったイメージです。

 

 

登録販売者の主な仕事内容

登録販売者の資格を取得すると、専門的な仕事を担当できます。

しかし、勤務先の店舗スタッフとして専門外の仕事を担うことも多いので、主な仕事内容について知っておくとよいでしょう。

 

一般用医薬品の販売と相談受付

登録販売者の主な仕事は、一般用医薬品のうち「第2類医薬品」「第3類医薬品」の販売や相談受付をすることです。

どの薬がよいかわからないと困っているお客さまに対して、症状のヒアリングを行い、生活習慣についてのアドバイスをすることもあります。

お客さまに合った薬を、剤形や使いやすさ、コストパフォーマンスなども加味して提案することは、登録販売者としてもっともやりがいのある仕事と言えるでしょう。

登録販売者は、さまざまな症状を抱えるお客さまに、薬の効果、用法用量、使用上の注意などをわかりやすく的確に伝える必要があります。

また、一般用医薬品で対応困難と判断するのも登録販売者の役目であり、場合によっては医療機関の受診をすすめることも必要です。

 

勤務先店舗の各種運営業務

店舗運営業務の例
・レジ打ち
・品出し、商品陳列
・商品の在庫管理
・売り場づくり など

登録販売者の働き先は、ドラッグストアをはじめ調剤薬局やホームセンター、コンビニエンスストアなど多岐にわたります。

一般用医薬品の販売・相談受付以外の対応としては、レジ業務や商品の品出しなどをメインに行うことが多いです。

しかし、職場によって行う業務が異なるため留意しておきましょう。

たとえば、調剤薬局ではレセプト作成などの事務作業、ホームセンターの医薬品コーナーでは売り場づくりを任されることもあります。

このように、登録販売者が担う店舗の運営業務はさまざまであり、幅広いスキルが求められる職種です。

 

 

登録販売者の資格取得がおすすめである5つの理由

登録販売者の資格取得がおすすめである5つの理由

登録販売者に興味はあるけれど、一歩踏み出せずにいる方に向けて、登録販売者の資格取得がおすすめの理由を紹介します。

 

専門知識を活かして自信を持って接客できる

登録販売者資格を取得することで、一般用医薬品の使い方や効能・効果、副作用などの幅広い知識を身につけられます。

学んだ専門知識を活かして業務にあたれるため、お客さまから相談された際に自信を持って対応できるでしょう。

また、実際の接客・販売業務を通して、コミュニケーションスキルの向上を目指せます。

お客さまとの信頼関係を構築するテクニックを磨くことも可能です。

 

生活に合わせて幅広い働き方を選択できる

登録販売者の勤務先は、定番のドラッグストアをはじめとして、調剤薬局やコンビニエンスストア、ホームセンターなど幅広くあります。

一般用医薬品の販売を軸に、さまざまな環境でキャリアを築くことが可能です。

チェーン店勤務であれば、引っ越しする場合でも店舗異動ができるケースもあるため不安も少ないでしょう。

また、正社員や契約社員、パートやアルバイトなどさまざまな雇用形態があります。

正社員としてバリバリ働きたい、育児と両立しながら限られた時間だけで働きたいなど、自分のライフスタイルに合った働き方を選択できるでしょう。

 

資格手当による給与アップやキャリアアップが見込める

登録販売者資格を取得すると、職場によっては各種資格手当や役職手当が支給される場合があります。

また、ドラッグストアの店長の場合は「管理者要件を満たす登録販売者」になることが不可欠です。

実務経験を積み管理者要件を満たすことで、店長やSV、本部勤務などを目指せる可能性もあります。

登録販売者資格を取得すれば、将来的なキャリアアップが見込める点も魅力です。

 

転職する際のアピール要素になる

登録販売者の資格は、多くの店舗で必要とされているため、転職活動の際、就職しやすくなると言えるでしょう。

店舗の種類もさまざまなので、異なる環境にチャレンジできます。

また、登録販売者としての実務経験を積み店舗管理者となった場合は、より強いアピール要素に。

一度仕事から離れても働き口を比較的見つけやすいことは魅力と言えるでしょう。

 

自分や家族の健康管理に専門知識を活かせる

学んだ医薬品関連の知識は、日常生活でも大いに役立ちます。

近年では「セルフメディケーション(=自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること※)」という考え方が推進されています。

登録販売者資格を取得して医薬品や健康に関わる知識を深めれば、自分や家族が体調不良になった際も、専門知識を活かしてケアすることが可能です。

このように、登録販売者としての知識は、仕事だけでなくプライベートにも活かせます。

※WHOの定義:参考 厚生労働省『広報誌「厚生労働」

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「登録販売者の仕事が楽しい!」と感じるのはどんなとき?先輩に聞く仕事のやりがい

 

 

登録販売者に向いているのはこんな人

☑ 医薬品に興味がある人
☑ 日々勉強できる人
☑ コミュニケーション能力がある人
☑ マルチタスクをこなせる人
☑ 店舗運営業務にも興味がある人

登録販売者は日々情報がアップデートされる医療業界のなかでも、多くの方の手に渡る一般用医薬品を取り扱う仕事です。

そのため、常に新しい情報にアンテナを張り、自ら学ぶ姿勢を大事にできる真面目な方に向いているでしょう。

また、ドラッグストアにはお悩みを抱えたお客さまが来店されるため、適切なアドバイスを行うのに必要なコミュニケーション力や傾聴力が重要です。

普段から人と話すことが好きな方にも向いていると言えます。

そのほか、登録販売者の業務は多岐に渡るため、一つひとつの業務に興味を持ち、マルチタスクをこなせる方は活躍しやすいです。

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登録販売者は男性が少ない?登録販売者に向いている人の特徴とは

 

 

登録販売者の代表的な職場5選

登録販売者は、主にドラッグストアや調剤薬局、ホームセンターや家電量販店などで勤務できます。

それぞれに特徴があるのでチェックしていきましょう。

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登録販売者の主な転職先は?職場の特徴や自分に合う職場を見つけるポイント

 

ドラッグストア

メリット 教育体制や福利厚生が整備されている(大手企業の場合)
裁量権を持って業務に取り組みやすい(中小企業の場合)
デメリット 転勤や異動の可能性がある(大手企業の場合)
人手不足の傾向があり、負担が大きくなりがち(中小企業の場合)
こんな人におすすめ 実務経験を積みたい方
キャリアアップを目指したい方

登録販売者の勤め先として1番割合が多いのは、ドラッグストアです。

最近のドラッグストアは、一般医薬品はもちろん、化粧品、日用品、食品などを販売しており、街のライフラインとして欠かせない存在。

粗利率のよい医薬品で得た収益を日用品の値下げに還元するビジネスモデルで、ドラッグストア業界はさらに成長すると予測されています。

業界の成長に伴い従業員のよりよい職場環境の整備も進んでおり、登録販売者の勤め先として魅力的な業界と言えるでしょう。

また、平成26年の法改正により、一般用医薬品のネット販売が解禁されました。

ECサイトにおける一般用医薬品の市場規模は順調に拡大しています。

サイトでの販売であってもお客さまからの相談にすぐに対応できるよう、実店舗に薬剤師や登録販売者が常駐している必要があります。

そのため、今後ますますドラッグストアにおける登録販売者の需要は高まると言えるでしょう。

 

調剤薬局

メリット 営業時間が短く、ワークライフバランスを整えやすい
デメリット 一般用医薬品販売よりも、調剤薬局事務業務を行うことが多い
こんな人におすすめ 仕事とプライベートを両立させたい方
事務業務や調剤補助の経験も積みたい方

近年では調剤薬局で一般用医薬品を販売するケースが増えてきているため、登録販売者の就職先としても挙げられます

しかし、調剤薬局の開局時間は薬剤師が必ず常駐しているので、登録販売者としての求人は少なめであるのが現状です。

調剤薬局で活躍できる登録販売者になるためには、調剤事務の資格を取得するのがおすすめ

お客さまの受付や会計、レセプト作成などの業務を行いながら、第2類・第3類医薬品の販売を行うのがよいでしょう。

薬剤師は調剤や服薬指導、記録作成、第1類医薬品、要指導医薬品の販売などの業務が膨大にあり、一般用医薬品の販売まで手が回らないときも多々あります。

そんなときに販売対応ができる調剤事務がいると、たいへん重宝されるでしょう。

店舗によっては、薬の発注や調剤の補助業務なども担うこともあるかもしれません。

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調剤薬局で働く登録販売者の仕事とは?実務経験が積めるかや調剤薬局事務についても解説

 

コンビニエンスストア・スーパーマーケット

メリット 基本的にノルマがなく、店舗運営に携われることもある
デメリット 業務が幅広く、負担に感じる場合もある
こんな人におすすめ 販売ノルマに左右されずのびのび働きたい方

一般用医薬品を取り扱うコンビニエンスストアやスーパーマーケットも、登録販売者の就職先候補のひとつです。

店舗数や商品数が多く、売り場づくりや店舗運営のスキルを高めたい方におすすめの環境と言えるでしょう。

販売ノルマが課されないことが多いため、接客に集中しやすいです。

ただし、一般用医薬品販売が主業務ではなく、接客スキルや豊富な商品知識が求められます

一般用医薬品以外のさまざまな商品を覚えて、接客スキルを高めることが大切です。

 

ホームセンター・家電量販店

メリット 給与水準が比較的高く、店舗運営業務を学べる機会もある
デメリット お客さまとじっくりお話しする機会は少ない
こんな人におすすめ 店舗運営も学びながら裁量権の大きな職場で働きたい方

ホームセンターや家電量販店は、店舗によるものの一般的に給与水準が高めです。

店舗内にある医薬品売り場専属のスタッフとして就業できる場合もあります。

店舗の規模が大きく、売り場づくりや店舗運営に関する経験を積みやすいです。

ただし、ドラッグストアなどと比較すると、一人ひとりのお客さまと時間をかけて関わることはやや難しいでしょう。

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登録販売者が活躍できるドラッグストア以外の職場とは?

 

エステサロン・化粧品コーナー

メリット 化粧品や美容に特化した知識を得られる
デメリット 医薬品販売に携わる機会は少ない
こんな人におすすめ 化粧品や美容に興味がある方

エステサロン・化粧品コーナーは、美容に特化した知識とサービスを提供する職場です。

化粧品や美容関連の商品のなかには、医薬品の成分を使用したアイテムもあるため、登録販売者資格の勉強で学んだ知識を活かせるでしょう。

また、お客さまとのコミュニケーション能力がとくに重要で、信頼関係を築くことが成功への鍵です。

ただし、一般用医薬品販売に携わる時間が少ないことには留意しておきましょう。

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登録販売者になる4ステップ【資格取得〜実務経験を積むまで】

登録販売者になる4ステップ【資格取得〜実務経験を積むまで】

ここでは、登録販売者になるためのステップを解説していきます。

これから登録販売者を目指したい方は、流れをしっかり把握しておきましょう。

 

1:登録販売者試験に合格する

まずは、各都道府県で実施される「登録販売者試験」の合格を目指しましょう。

受験資格に学歴・経歴などは関係なく、希望すれば誰でも受験できます

合格基準は、試験問題全体の70%以上に正解することに加え、各科目の出題数の35〜40%以上を得点することです。

試験範囲は5章に分かれており、医薬品に関する基本的な知識や成分の作用、法規・制度に関する問題が問われます。

各章をまんべんなく勉強することが重要です。

【登録販売者試験の概要】

受験資格 とくになし
試験範囲 第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」
第2章「人体の働きと医薬品」
第3章「主な医薬品とその作用」
第4章「薬事関係法規・制度」
第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出題形式・問題数 マークシート方式
第1章:20問
第2章:20問
第3章:40問
第4章:20問
第5章:20問
合格基準 試験全体の70%以上に正解すること、かつ、各科目の出題数の35〜40%以上を得点すること
合格率 平均40〜50%前後
試験実施日 地域による(例年8月〜12月に実施されることが多い)

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2:就職先を決めて販売従事登録をする

資格を取得しただけで登録販売者として働けるわけではありません。

実際に現場で登録販売者として働くためには、「販売従事登録」という手続きが必要です。

販売従事登録とは、登録販売者として一般用医薬品の販売に携わるために必要な登録制度。

職場がある都道府県の薬務課などで手続きできます。

試験に合格したあとは忘れずに販売従事登録を行いましょう。

【販売従事登録に必要なもの】

  • 登録販売者試験の合格通知書
  • 販売従事登録申請書
  • 雇用関係を示す書類
  • 戸籍謄本・戸籍抄本または戸籍記載事項証明書
  • 医師による診断書
  • 登録手数料

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【登録販売者の資格取得後】販売従事登録は必要?合格後の各手続きの流れを解説

 

3:研修中の登録販売者として実務経験を積む

販売従事登録が済んだあとは、「研修中の登録販売者」という立場で店舗に立ちます。

この時点では、ひとりで医薬品販売を行うことはできないため注意が必要です。

焦らず、薬剤師や管理者要件を満たす登録販売者などから指導を受けられる職場で実務経験を積みましょう

ドラッグストアの店長などを目指す場合は、最短1年以上(1,920時間以上)かつ追加的な研修と継続研修を受ける必要があります。

【実務経験の対象となるケースの一例】

職場の条件 ・薬剤師や管理者要件を満たす登録販売者の指導を受けられる職場
・一般用医薬品を取り扱っている職場
実務経験の要件※ ・過去5年以内に通算して「1年以上」かつ「累計1,920 時間以上」の実務経験がある
・継続研修、追加的研修を受講している

※別の要件もあり

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【2024年】登録販売者に求められる実務経験は?管理者要件を満たす方法を解説

 

4:管理者要件を満たす登録販売者になる

一定の実務経験を積んだら、いよいよ「研修中の登録販売者」から「管理者要件を満たす登録販売者」へとステップアップが可能です。

ひとりで一般用医薬品の販売ができるようになり、職場によっては携われる業務の幅が広がったりキャリアアップのチャンスが巡ってきたりする場合もあります。

「管理者要件を満たす登録販売者」は市場価値が高いため、ぜひチャレンジしてみてください。

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【登録販売者に聞いた】資格を取得してよかったこと・仕事のやりがい

【登録販売者に聞いた】資格を取得してよかったこと・仕事のやりがい

 

Q.登録販売者の資格取得を目指したきっかけは?

順位 回答 割合(票数)
1位 医薬品に興味があったから 48%(60票)
2位 資格取得を勧められたから 23%(29票)
3位 取りやすい資格だから 14%(18票)
4位 資格取得者が周りにいるから 12%(15票)
5位 仕事に活かせると思ったから 2%(3票)
6位 日常に役立てたいから 1%(1票)

※合計票数126

登録販売者の資格を取ろうと思った理由・きっかけとして、「医薬品に興味があったから」という声が一番多く聞かれました。

また、周囲から資格取得を勧められたり、比較的合格を目指しやすい資格であったりすることも、登録販売者の資格に興味を抱くきっかけとして多い傾向にあります。

 

Q.登録販売者試験に合格するために、どうやって勉強した?

順位 回答 割合(票数)
1位 SNSや本で自習 59%(55票)
2位 会社の研修 20%(19票)
3位 動画講座 18%(17票)
4位 専門学校 2%(2票)

※合計票数93

登録販売者資格の勉強方法としては、「SNSや書籍で独学をした」人の割合がもっとも多く見られました。

できる限り費用をかけず、自分のペースで効率よく学ぶ勉強方法が好まれている傾向です。

また、会社が行っている研修を活用したとの声も見られました。

 

Q.登録販売者資格を取得してよかったことは?

順位 回答 割合(票数)
1位 普段から知識が使える 39%(26票)
2位 給料が上がった 30%(20票)
3位 就職や転職で有利 21%(14票)
4位 キャリアアップした 10%(7票)

※合計票数67

登録販売者資格を取得したことで、業務や日常のさまざまな場面で「学んだ知識を活かせるようになった」と実感している人が多い傾向です。

中には、資格取得が収入に反映された人や転職活動に役立てられたとの声も見られました。

 

Q.登録販売者の仕事のやりがいは?

順位 回答 割合(票数)
1位 お客さまに感謝されること 74%(45票)
2位 お客さまを元気にできること 16%(10票)
3位 売上に貢献できること 10%(6票)

※合計票数61

登録販売者のやりがいとして、お客さまから感謝されることやお客さまの健康に役立てられることの割合が、合計9割に上っています。

資格取得によって学んだ知識を活かすことで、お客さまの力になれる点に魅力を感じる登録販売者が非常に多いです。

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【登録販売者試験】受験体験談!試験の雰囲気、これから受験する人へのアドバイスは?

 

 

登録販売者の将来性

セルフメディケーションが国を挙げて進められており、人々に一般用医薬品を販売できる登録販売者の需要は今後も増加していくと考えられています。

セルフメディケーションという考えの広まりの影響などを受け、2017年に「セルフメディケーション税制」が導入されました。

これは、スイッチOTCを購入すると、その購入費用を確定申告することで所得控除が受けられるしくみです。

処方せんを介さなくても医薬品を購入できるようになり、お客さまの負担軽減にもつながることが期待されています。

これに伴い、一般用医薬品の市場規模もさらに拡大が予想されます。

登録販売者の需要も今後増加していくと考えられています。

▼関連記事はこちら
登録販売者の将来性は?現状や今後より活躍するための働き方も紹介

 

 

登録販売者を目指す人のよくあるQ&A

ここでは、登録販売者を目指す人によくあるQ&Aをまとめました。

参考にしてください。

 

Q.登録販売者は国家資格?

A.国家資格であるとは明記されていません。

登録販売者は、国が定める公的資格です。

国家資格の一覧には入っていませんが、国から認められている資格であるため信頼性は高いでしょう。

ちなみに、同じく医薬品を取り扱う薬剤師は国家資格です。

 

Q.登録販売者資格が生まれる前はどんな人が一般用医薬品を販売できた?

A.薬剤師と薬種商販売業が一般用医薬品を販売できました。

2009年に薬事法が改正される前までは、一般用医薬品を販売できるのは薬剤師と薬種商販売業のみでした。

しかし、一般用医薬品を販売できる人の不足や健康に対する関心の向上により、薬事法を改正して新たな資格「登録販売者」が誕生

薬事法改正に伴い薬種商販売業は廃止され、家庭向けの一般用医薬品の販売を担う「店舗販売業」になりました。

登録販売者は第2類・第3類の一般用医薬品を取り扱えるため、近年ではコンビニなどでも手軽に購入できるようになり、セルフメディケーションの推進に貢献しています。

 

Q.登録販売者試験の申込方法は?

A.受験申請書を準備し、必要書類を合わせて各都道府県の担当部署に提出します。

登録販売者試験の申込方法は下記のとおりです。

1 受験申請書を準備する
2 受験申請書と必要書類をそろえて提出する
3 受験票が郵送される
4 登録販売者試験を受験する

登録販売者試験の受験申請書は、各都道府県のホームページからダウンロードして自分で印刷するか、保健福祉事務所などで配布しているものを取りに行くかのどちらかで入手できます。

受験申請書に必要事項を記入し、受験申請書、証明写真、受験手数料の3点をそろえて提出の準備をしましょう。

受験手数料は、郵便局やコンビニエンスストアで「収入証紙」を購入して支払います。

受験手数料は地域ごとに異なるので、受験予定の都道府県を確認してください。

受験申請書は、各都道府県の担当部署への持ち込みもしくは郵送で提出します。

書類の受付が正常に完了したら、受験票が郵便で届くので、試験当日に忘れずに持参して受験しましょう。

▼関連記事はこちら
登録販売者の試験問題は都道府県別に違うって本当?

 

Q.登録販売者試験は難易度が高い?

A.国家資格と比較すると、難易度はそこまで高くありません。

登録販売者試験の合格率は、平均40〜50%程度で推移しています。

事前に勉強スケジュールを入念に立て、しっかり対策することで合格を目指せるでしょう。

ただし、開催年度や都道府県によって試験問題は異なり、合格率が20〜30%になる場合もあるため注意が必要です。

▼関連記事はこちら
登録販売者試験は難易度が高い?都道府県別の合格率や勉強方法についても解説

 

Q.登録販売者試験の効率的な勉強法と必要な勉強時間は?

A.効果的な勉強法は過去問を解くことで、勉強時間の目安は250〜400時間程度といわれています。

合格に必要な勉強時間の目安は250〜400時間程度です。

学び方によって必要な勉強時間は前後します。

登録販売者試験対策のテキストはさまざまな出版社のものがありますが、自分が勉強しやすいと感じるものを選びましょう。

法律が改正される可能性もあるため、最新版かどうかの確認も忘れないでください。

テキストで試験の全体像がつかめたら、過去問を繰り返し解いて問題に慣れることが大切です。

自分の苦手分野がわかるため、効率的に勉強できます。

▼関連記事はこちら
【登録販売者試験】おすすめ勉強法とは?準備期間や覚え方のコツを解説!

 

Q.登録販売者の平均年収・給料は?

A.正社員の平均年収は約361万円、パート・アルバイトは平均時給978〜1,523円程度が目安とされています。

厚生労働省(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))によると、令和5年度の登録販売者の求人賃金は月額約20万円、平均年収は361万円とされています。

給料は地域によって差があり、東京都や大阪府など都市部では水準が高く、九州・沖縄、四国地方などは比較的水準が低めです。

また、パート・アルバイトの場合、平均時給は978~1,523円程度(※)であるケースが多いでしょう。

ただし、パート・アルバイトの時給も地域によって差があります。

※時給は全国の平均額であり、各都道府県の最低賃金を下回ることはございません。

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登録販売者の給料・年収は?働き方や職場別の金額と給料アップのポイント

 

Q.登録販売者の求人数は多い?

A.さまざまな雇用形態の求人が数多く出ています。

ハローワークの求人統計データによると、令和4年度の登録販売者の有効求人倍率は2.22倍です。

有効求人倍率とは雇用状況を示す指標ですが、この数値が1より大きいと人手不足を意味します。

これにより、登録販売者を求める企業や求人数は多いと考えられるため、活躍の場も多岐にわたると言えるでしょう。

 

 

登録販売者は将来性が高く、メリットも豊富な資格

高齢化社会の加速やセルフメディケーションの推進により、登録販売者の将来性は高いといわれています。

人々の健康をサポートする仕事はやりがいがあり、資格を取得することによるメリットも豊富です。

実務経験を積み「管理者要件を満たす登録販売者」になればキャリアアップしやすいため、積極的にチャレンジしていきましょう。

 

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【執筆者】
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2024-01-26

麦門冬湯の効果・飲み合わせ禁忌・副作用は?ご案内の注意点を解説<登録販売者向け>

麦門冬湯は即効性がある漢方薬で、空咳を改善する効果があります。飲み合わせに禁忌はありませんが、まれに重篤な副作用が起こることがあるので、販売時には注意が必要です。この記事では、麦門冬湯の効き目や副作用、市販品と医療用との違い、妊娠中や授乳中の服用可否などについて具体的に解説します。お客さまへの対応例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

登録販売者の求人・転職【チアジョブ登販】

現場で役立つ知識

2023-04-28

五苓散の飲み合わせの禁忌・NGは?効果、服用・販売時の注意点について<登録販売者向け>

五苓散の飲み合わせや効能効果について、正しいご案内方法を理解していますか?五苓散は、水分が原因の不調におすすめの漢方薬ですが、いくつか服用前に確認すべき点があります。今回は、五苓散の飲み合わせや効能効果、服用の注意点をご紹介。お客さまへのヒアリングのポイントや対応例も解説しますので、登録販売者の方はぜひ参考にしてください。

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