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2022-07-08

登録販売者は「ヘルスケアの申し子」⁉日本ヘルスケア協会・今西会長が考えるドラッグストアと登録販売者の未来とは

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登録販売者は「ヘルスケアの申し子」⁉日本ヘルスケア協会・今西会長が考えるドラッグストアと登録販売者の未来とは

SNSで積極的に登録販売者向けの情報発信を行う若手登録販売者・ずゆさんが、医療業界やドラッグストア業界を牽引する企業、経営者・専門家などに突撃取材をする新企画がスタート。今回は、登録販売者ならではのキャリアの悩みや、ドラッグストア業界の未来を紐解くべく、ヘルスケア領域の先導者・一般財団法人日本ヘルスケア協会の今西会長と対談!モチベーションアップに役立つ、「ここだけの話」をお届けします。

目次

  1. 超高齢社会の到来でヘルスケアは避けられない国の課題に
  2. プラスアルファの専門知識の習得が差別化のカギに
  3. 登録販売者は「ヘルスケアの申し子」

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今回の対談相手

一般財団法人日本ヘルスケア協会

会長 今西 信幸さま(いまにし・のぶゆき さま)

1970年に東京薬科大学を卒業。1990年に東京医科大学で博士号を取得し、2011年には東京薬科大学の理事長に就任。2016年に日本ヘルスケア協会の一組織である日本ヘルスケア学会の会長となったのち、2017年より同協会の会長に就任した。2018年からは日本チェーンドラッグストア協会事務総長も務める。

超高齢社会の到来でヘルスケアは避けられない国の課題に

対談風景1

ずゆさん
一般財団法人日本ヘルスケア協会は、日本の超高齢社会における“健康寿命の延伸“と“ヘルスケア産業育成”の実現を目指されています。

ドラッグストア業界や登録販売者にも密接な関わりのある機関だと感じているのですが、協会の活動内容について教えてください。
今西会長
当協会では、ヘルスケア推進のための研究や協議活動などを行っています。

まず、私たちがヘルスケアに力を入れている理由からご説明しましょう。

日本の医療保険制度※は公平で優れている一方、超高齢社会のなかでこの制度を維持していくためには、予防やヘルスケアを進めていくことが必要不可欠だと考えています。

つまり、「日本の健康を守るためのシステムをどうするか」という根源的な問題です。

わかりやすく言うと、15歳〜65歳の就労者は財政面で「制度を支える人」で、65歳以上が「支えられる人」です。

少子高齢化が進んでそのバランスが崩れてきていることを認識している方は多いと思いますが、一方で、結果として具体的にどうなるかを理解している人は少ないのではないでしょうか。

※医療保険制度…「健康保険」「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」など、国民が病気やケガをした場合に国がその医療費の一部を負担する制度

ずゆさん
たしかにおっしゃる通りかと…。

高齢化はニュースなどでもよく耳にしますが、それがヘルスケア領域にどう影響するんでしょうか。
今西会長
まず医療保険制度の仕組みにおいて、1970年代には65歳以上の「支えられる人」1人に対して「支える人」が9.8人いました。

それが2015年になると「支えられる人」1人に対して「支える人」2.3人になり、2050年になると「支える人」は1.3人まで減少することが見込まれています。
 
このことから、「支える人」の負担はその期間でおよそ7.5倍になるとわかるでしょう。

超高齢社会の負担割合のグラフ

▲一般財団法人日本ヘルスケア協会の作成資料より抜粋(2019年5月作成)

今西会長
少子高齢化・超高齢社会のなかで医療費が増大し続ければ、医療保険制度は成り立たなくなります。

それを防ぐために、病気にならないように努力する必要があります。
 
そこで求められるのが、「予防」「ヘルスケア」「フレイル対策」です。
 
当協会のロゴには、男女の平均寿命と健康寿命が掲載されていますが、現在、男性の健康寿命は72.68歳で、平均寿命は81.64歳。
 
つまり、寝たきりになって約9年間で死にいたるわけです。

一方、女性では12年となっています。

一般財団法人日本ヘルスケア協会のロゴマーク

▲一般財団法人日本ヘルスケア協会のロゴマーク(2019年5月作成)

今西会長
健康寿命と平均寿命の差をなくすことで、医療費を確保しつつ、皆さんの老後を幸せなものにできるのです。
ずゆさん
ヘルスケアの推進は、医療保険制度の維持につながっているんですね。
今西会長
その通りです。

ヘルスケア産業が生まれてから、2022年で約10年が経ちました。

これまでの医療は「治療」が中心でしたが、今後は「予防」に注力しないと現行の制度を維持できません。
 
ヘルスケアは「必要」なのではなく、もはや「やらざるを得ない」国のミッションなのです。
ずゆさん
では、ヘルスケア領域の小売業にも大きな変化が見られるのでしょうか。

対談風景2

今西会長
医療が担う役割の中心が治療だとすると、ヘルスケアは予防の中心を担います。

通常「健康」について考えるとき、治療や薬の話になりがちですが、予防の段階で最も大事なのは「食」です。
ずゆさん
「食」、ですか。
今西会長
本来、行政における食の分野は農林水産省、医療は厚生労働省の管轄です。

またアニマルセラピーなど心の療養ですと、動物・ペット関連のため環境省になります。

そのため、予防を考えると省庁間の連携も必要になってきます。

同様に薬局とドラッグストアの機能を考えると、薬局は原則的に薬剤師しかいませんが、ドラッグストアには薬剤師に加えて、登録販売者、栄養士もいます。

どちらが良いかという話ではありませんが、ヘルスケアに焦点を当てた場合、生活者は多機能の方に流れていくでしょう。
ずゆさん
ドラッグストアの必要性が高まっていくわけですね。

プラスアルファの専門知識の習得が差別化のカギに

対談風景3

ずゆさん
登録販売者の担う役割についてはいかがでしょうか。
今西会長
登録販売者は、OTC医薬品の知識をもった方々ですよね。

薬剤師と医薬品の知識で競うのではなく、薬剤師にはない栄養学的な知識を補完していったら良いのではないでしょうか。

ヘルスケア・予防の観点において、栄養学的知識は重要です。

病気の予防を考えると、お客さまの悩みや不安は食事や睡眠に関する内容が多くなりますよね。

なので、登録販売者の未来を考えると、薬剤師に準ずるのではなく、他分野の知識をプラスするのが良いと思います。
ずゆさん
たしかに、栄養補助や睡眠に関するサプリなどのご相談はかなり多いです。

私の職場でも、栄養士として入社して、登録販売者の資格をとって業務にあたっている方が複数います。
今西会長
また、お客さまの多くが医療業界以外の方でしょう。

その点で、登録販売者のほうがお客さま目線でわかりやすい説明ができると思います。

総じて、「どうしたらお客さまの役に立つか」ということを、常に考えないといけないわけです。

お客さまから相談を受けた際、一方的に「こうです」とそれまでの薬学的知識や経験で答えるのではなく、ヒアリングしたニーズと具体的にどうすり合わせるのかが大事になります。

登録販売者の資格を最大限に活かすためにどうすべきかを真摯に考えて、それに合った行動をとっていくと良いでしょう。
ずゆさん
なるほど、目から鱗の新しい視点をいただけたように思います。

対談風景4

今西会長
「一般の人の視点をもった薬学的知識のある人」として、登録販売者をとらえるとわかりやすいでしょう。

さらにプラスアルファで他分野の知識をもったら市場価値は格段に上がります。
ずゆさん
先ほどの栄養学の分野や高齢化で需要が増えている介護分野などでしょうか。
今西会長
そうですね。

さまざまな分野の商品が揃うドラッグストアで働くなかで、薬のことしかわからない状態のままで良いとは言えないでしょう。

専門知識があれば、「夜眠れない」という悩みに対して、「睡眠薬」「運動」「枕を変える」など提案内容が全然変わってきますよね。

重ねてになりますが、最も重要なのは「お客さんのニーズに答えること」です。

お客さまの相談に乗ることでお客さまから学び、次のお客さまに応えるのが本質でしょう。
ずゆさん
登録販売者の資格をとってからがスタートなんですね。
今西会長
ドラッグストアで働いていれば、医薬品以外の知識を身につける環境にもあるし、お客さまと関わって話を聞くチャンスもいっぱいあるでしょう。

経験を積んで、世間の変化に対応できる人材になっていってください。
ずゆさん
おっしゃる通りだと思います。

日々、意識して業務に取り組みたいです。
今西会長
お客さまに信頼される専門家になるのがテーマだと思います。

それがお客さまのためであり、自分のためでもあります。

お客さまから聞かれたら、勉強しますよね。

顔色、話し方、目の動きなど…、多くの情報が得られる対面でのコミュニケーションを大事にしてください。

「近くにいる」というのが、いかに大事なことかわかってくるでしょう。

 

 

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登録販売者は「ヘルスケアの申し子」

対談風景5

ずゆさん
貴重なご意見をありがとうございます。

また、ヘルスケア領域促進のために、登録販売者ができることやお力になれることはありますか。
今西会長
登録販売者は、まさに「ヘルスケアの申し子」だと考えています。

どうしたら病気や介護を予防できるのかという知識が集約されているべき職種だと思うのです。

つまり、私たちの考えを実践するのが登録販売者。

医療保険制度の維持やお客さまの健康など、ご本人たちが思う以上に多くの人の役に立っているわけです。

働き方に不満を感じている方がいらっしゃるのは、ご自身のキャリアの方向性が見えにくいからかなと思います。

「第2薬剤師」のような扱いを受けたくないのなら、そうならない方法を考えましょう。
 
名指しで指名してくれるお客さまが100人いたら、その人はどの業界・店舗にいってもやっていけるでしょう。
ずゆさん
つまり、「ファン作り」ですね。

努力する方向性が見えたような気がします。

そういった視点もふまえて、最後に登録販売者の方々へのメッセージを一言いただけますでしょうか。
今西会長
私が、医師なども含めて専門職の方々にお伝えしているのは、お客さまや患者さまから頼られる人になってほしいということです。

それが、本人ないしは組織のためになります。

お客さまから必要とされて忙しいのは、とても名誉なことでしょう。

資格を持っているから専門家なのではなくて、あの人に相談したいと思われて、はじめて専門家になるのです。

~ずゆさんの一言~

今西会長との対談で感じたのは、「登録販売者にできることはまだまだたくさんある!」ということです。「2分の1ルール」が廃止されたり、一部の地域で登録販売者が飽和する可能性が示唆されていたりする状態のなかで生き残っていくためには、専門的なスキルが必要になるとわかりました。私自身、今後は医薬品の知識の習得に加えて、栄養学的なサポートの技術などを磨こうと思います!また、薬剤師とも連携して予防医学の発展を担うことが期待されていると知り、今回の記事を通して登録販売者全員がそれを意識して業務に取り組めたら良いなと思いました。

 

 
対談者プロフィール

ドラッグストア勤務

登録販売者 ずゆさん

登録販売者3年目(2022年6月時点)。
登録販売者の地位向上を目指し、登録販売者が集うLINEのオープンチャットの管理者やSNSでの発信を意欲的に行っている。登録販売者試験の受験者のサポートなども実施。直近では、漢方知識の習得を志し、専門講座に通っている。日本化粧品検定1級。
趣味はストレッチと日本茶。座右の銘は「雨だれ石を穿つ」。
Twitter:https://twitter.com/zuyu0

 

 

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