登録販売者の働き方
2025-04-25
調剤薬局事務の平均給料は?登録販売者との違いを紹介
・Before
・After
転職をお考え中の登録販売者の中には、「調剤薬局事務の仕事も気になる」「お給料はどのくらい違うのか」などと気になる方も多いでしょう。この記事では、調剤薬局事務の平均給料や仕事内容、やりがいについて、登録販売者との違いをわかりやすくご紹介します。どちらが自分に向いているかお悩みの方も、ぜひ参考にしてくださいね。
調剤薬局事務の平均給料は?
平均月収 | 平均年収 |
---|---|
約18.7万円 | 約478.3万円 |
厚生労働省の職業情報提供サイトのデータによると、調剤薬局事務の平均月収は約18.7万円、平均年収は約478.3万円です。
ただし、この数値はあくまで目安であり、地域や企業規模、雇用形態などで大きな差が生じます。
たとえば、都市部の大手企業が運営する薬局などは比較的高めの水準になることが多いですが、地方勤務やパート・アルバイトの場合は平均より低い場合もあります。
また、調剤薬局事務の経験や資格の有無によって、収入が左右されることもあるでしょう。
【比較】調剤薬局事務と登録販売者の給料や仕事内容の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 | |
---|---|---|
給料(平均月収) | 約18.7万円 | 約20.7万円 |
仕事内容 | 処方箋の受付 薬剤師のサポート レセプト作成 医薬品の管理 会計業務 | 一般用医薬品の販売 健康相談 レジ対応 品出し |
主な活躍場所 | 調剤薬局、病院内の薬局など | ドラッグストア、調剤薬局、ホームセンターなど |
必要な資格 | ・特別な資格は必須ではない ・医療事務や調剤薬局事務関連の資格があると有利 | 「登録販売者」の資格が必須 |
やりがい | ・薬剤師のサポート役として患者さまの健康を支える仕事であるため、医療業界への貢献を感じやすい | ・直接的なお客さま対応が多いため、患者さまやお客さまのニーズに応えることにやりがいを感じやすい |
向いている人 | ・正確で細かい作業を得意とする人 ・医療業界で働きたい人 | ・人と接するのが好きで、販売業務に興味がある人 ・医薬品について学びたい人 |
調剤薬局事務と登録販売者は似ている職種ですが、給料や仕事内容は異なります。
以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
【給料】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
約18.7万円 | 約20.7万円 |
参考:jobtag(職業情報提供サイト)「調剤薬局事務」
参考:jobtag(職業情報提供サイト)「医薬品販売/登録販売者」
調剤薬局事務と登録販売者の給料を比較すると、調剤薬局事務の平均月収は約18.7万円に対し、登録販売者は約20.7万円程度です。
登録販売者の給料も目安であり、地域や職場、雇用形態によって異なります。
登録販売者は、調剤薬局事務に比べて給料のベースが高い傾向にあります。
とくに、大手企業が運営するドラッグストアでは給与が高くなることが多いでしょう。
また、登録販売者は調剤薬局事務に比べると店長やSVなどへのキャリアアップを目指しやすいため、給与をさらに上げていける可能性もあります。
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【仕事内容】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
処方箋の受付 薬剤師のサポート レセプト作成 医薬品の管理 会計業務 | 一般用医薬品の販売 健康相談 レジ対応 品出し |
調剤薬局事務の主な仕事内容は、処方箋の受付やレセプトの作成、薬剤師のサポート業務など事務的な作業が中心です。
一方、登録販売者は一般用医薬品の販売や薬に関する相談業務を主に行います。
お客さまと直接関わる機会が多く、コミュニケーション能力が求められます。
登録販売者は、お客さまのニーズに応えながら、医薬品の販売だけでなくアドバイスや情報提供をする重要な役割も担っています。
【主な活躍場所】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
調剤薬局、病院内の薬局など | ドラッグストア、調剤薬局、ホームセンターなど |
調剤薬局事務は基本的に調剤薬局で勤務し、薬剤師と協力して事務作業を行います。
一方、登録販売者はドラッグストアをはじめ、調剤薬局や一般用医薬品を取り扱うホームセンター、スーパーなどさまざまな場所で勤務することができます。
調剤薬局事務に比べると、登録販売者の方が就業先の選択肢が豊富です。
理想の働き方に合わせて勤務先を選べるため、キャリアの選択肢も多様と言えます。
【必要な資格】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
・特別な資格は必須ではない ・医療事務や調剤薬局事務の資格があると有利 | 「登録販売者」の資格が必須 |
調剤薬局事務は特別な資格がなくても働けますが、医療事務や調剤薬局事務の資格を取得することでスキルアップを目指せるでしょう。
一方、登録販売者として一般用医薬品の販売に携わるには、登録販売者資格が必須です。
専門性を活かして医薬品の知識を深めることができ、キャリアアップを目指しやすい特徴があります。
登録販売者資格の取得後は、実務経験を積むことで店長やSVなどの管理職への昇進も目指せるため、将来的なキャリアパスが広がります。
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【やりがい】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
・薬剤師のサポート役として患者さまの健康を支える仕事であるため、医療業界への貢献を感じやすい | ・直接的なお客さま対応が多いため、患者さまやお客さまのニーズに応えることにやりがいを感じやすい |
調剤薬局事務は、薬剤師のサポートを通じて患者さまの健康を支える職種であるため、医療の一端を担うやりがいがあります。
対して登録販売者は、お客さまとの直接的なコミュニケーションを通じて、健康に関するアドバイスやサポートを行います。
お客さまの健康管理に携われることにやりがいを感じられるでしょう。
自身の医薬品知識を活かして、より多くのお客さまに貢献したいと考える場合、登録販売者の方がより大きなやりがいを感じられると言えます。
【向いている人】調剤薬局事務と登録販売者の違い
調剤薬局事務 | 登録販売者 |
---|---|
・正確で細かい作業を得意とする人 ・医療業界で働きたい人 | ・人と接するのが好きで、販売業務に興味がある人 ・医薬品について学びたい人 |
調剤薬局事務は、細かい作業やサポート業務が得意な人に向いているでしょう。
医療の現場で確実に仕事をこなすことが求められます。
一方、登録販売者は接客が好きで、コミュニケーション能力が高い人におすすめです。
お客さまと直接関わる時間が長いため、接客やアドバイスを通じて人と関わることを楽しめる方に向いています。
より多くのお客さまと触れ合い、健康に関するサポートをしたい場合は登録販売者の方が適しているでしょう。
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調剤薬局事務と登録販売者、働くならどちらがおすすめ?
調剤薬局事務と登録販売者、どちらを選ぶかは自身の目指すキャリアによります。
一般用医薬品販売に携わり、専門的な知識を活かして働きたい場合は、登録販売者がおすすめです。
また、一般的に登録販売者は調剤薬局事務に比べて給料のベースが高い傾向にあります。
店舗スタッフから店長、SV、エリアマネージャー、本社職など、キャリアアップのチャンスも豊富です。
将来的なキャリアの幅を広げたい方には、登録販売者が魅力的な選択肢と言えるでしょう。
登録販売者として給料アップを目指すには?
登録販売者は、調剤薬局事務に比べて医薬品知識の専門性がより高い職種です。
以下では、給料アップを目指す場合に重要なポイントをご紹介します。
必要な実務経験を積んで管理者要件を満たす
登録販売者として給料アップを目指すには、まず管理者要件を満たすことが重要です。
実務経験を積むことで、1人で医薬品販売に従事できるようになります。
また、管理者要件を満たすことは、キャリアアップを目指す際にも有効です。
店舗の管理職やエリアマネージャーなど、より高いポジションへのステップアップが可能となります。
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接客スキルや売り場づくりの技術を磨く
日々の業務の質を上げるには、接客スキルや売り場づくりの知識・技術を高めることが重要です。
工夫を凝らして顧客満足度を向上させることで、店舗運営に携わるチャンスが増える可能性があります。
また、キャリアアップを目指す際には、売り場づくりや店舗運営に関する知識や技術を磨くことが非常に有効です。
これらのスキルは、店長やエリアマネージャーなど、より高い役職に就くためのステップとなります。
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今よりも条件のよい職場に転職する
すでに管理者要件を満たしていて現状の給料に悩んでいる場合、転職を考えるのがおすすめです。
登録販売者の活躍場所は豊富で、とくに大手企業のドラッグストアでは給料が高い傾向にあります。
大手企業では、キャリアアップのルートも整備されていることが多いです。
よりよい条件の求人を見つけるために、転職サポートを利用しましょう。
チアジョブでは、登録販売者専任担当のコンサルタントが、無料で転職をサポートいたします。
条件に合う職場を効率よく探したい方は、お気軽にご相談ください。
調剤薬局事務との違いを知り、登録販売者として活躍を目指そう
調剤薬局事務と登録販売者、それぞれに特徴があり、キャリアや給料、働き方に違いがあります。
自分のスキルや目指すキャリアに合った職場を選ぶことが重要です。
医薬品知識の専門性を活かしてキャリアアップを目指すなら、登録販売者がおすすめです。
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【執筆者】
チアジョブ登販編集部
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