業界情報
2021-11-18
登録販売者のメリット・デメリット!ダブルライセンスでの需要は?
・Before
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高齢化の影響もあり、医薬品を扱う登録販売者の社会的ニーズは年々高まる傾向にあります。資格があれば40歳代以降でも正社員として採用される可能性も。また、登録販売者として医薬品を販売するためには定期的・継続的に外部研修を受ける義務があり、医薬品の専門家としての貢献を求められています。 ここでは、登録販売者の求人状況の他、登録販売者であり続けるために必要な経験や研修の概要について解説します。また、登録販売者の資格をより活かすためのダブルライセンスについても紹介します。
公開日:2020年3月16日
更新日:2021年11月18日
登録販売者の資格取得のメリット!スキルアップ、待遇アップも狙える
登録販売者は、ドラッグストアなどにおける薬剤師不足を補うために新設された医薬品販売の専門資格です。
扱える医薬品の種類に制限はありますが、一般用医薬品のほとんどを販売することができます。
また、医薬品を販売する店舗には必ず登録販売者や薬剤師を設置する必要があります。そのため、登録販売者の社会的ニーズは非常に高まっています。
また、国家資格である登録販売者は、専門家としての知識や知見が必要であり、スキルを身につければ長く続けられる職業と言えるでしょう。
年齢を重ねても経験値が高いと評価されれば、転職も有利に進めることができます。
登録販売者の求人状況
登録販売者の就職先はドラッグストアだけではなく、スーパーやコンビニエンスストア、家電量販店、ホームセンターなどにも拡大しつつあります。
また、新規店舗オープンも頻繁にあるため、求人数は年々増加傾向です。
未経験の登録販売者における正社員募集では、30代半ばくらいまでの募集が多くなっています。
求人数としては限られてきますが、エリアや企業によっては50歳代でも受け入れ可能となっています。
一方、すでに店舗管理者要件を満たす(※)登録販売者の場合、正社員であっても40歳代であれば十分な募集があります。
中には50歳代後半でも、過去に店長などのマネジメント経験での実績があれば採用を行う企業もあります。
なお、パート従業員の場合、正社員に比べて年齢は広く求められる傾向があります。
ただし、登録販売者には一般スタッフ同様の業務も要求しています。
医薬品販売だけではなく、品出しやレジ打ちなど身体を使う作業もあるため、体力に自信がなかったり、身体の不調が気になったりする場合には、長時間の勤務が想定される求人に注意が必要です。
※管理者要件を満たすための条件はいくつかあります。実務経験の数え方、管理者要件については以下の記事で詳しく解説しています。
▼参考記事
【2021年8月改正】登録販売者の店舗管理者要件が緩和!経過措置の終了についても解説
登録販売者資格取得のメリット
登録販売者は経験や学歴などによる受験制限がないため、だれでも受験することができます。
また、医療系の資格の中では「受けやすい・合格しやすい」試験といわれています。
登録販売者を募集している企業では、資格に対して手当を支給するケースがほとんどです。
資格手当は定期昇給の対象外なので毎年アップするわけではありませんが、それでも無資格者と比較すると年間数万円の差が生じます。
また、登録販売者は正社員でもパートでも募集があるため、ライフステージに合わせた働き方を選びやすいという特徴もあります。
キャリアを積めば、将来的には独立・開業することも不可能ではありません。



登録販売者になることで生じるデメリットはあるか
登録販売者になることで生じるデメリットは特にありません。しかし、登録販売者は試験合格がゴールではありません。
なぜなら、試験に合格しても管理者要件を満たすまでは一人で医薬品を販売することができないからです。また、毎年一定時間の外部研修を受けることも義務づけられています。
立ち仕事がメイン
登録販売者は、医薬品の知識やコミュニケーション能力だけでなく、体力も必要です。
というのは、登録販売者の仕事はほとんどが立ち仕事だからです。
専用の相談カウンターがある場合は別として、お客様との接客は立ったまますることがほとんどです。
また、接客をしていないときでも、レジ打ちや倉庫からの品出し、医薬品カウンターでのPOP書きや発注業務なども含め、立ったままおこなうことが多いです。
勤務時間の短いパート従業員の場合、入店から退店までずっと立ちっぱなし、ということも珍しくありません。
管理者要件を満たすまでは一人で医薬品を販売することができない
登録販売者の試験に合格しても、管理者要件を満たすまでは一人で医薬品を販売することができません。
経験を積んでいる間は、「研修中」の登録販売者として働きます。
2年以上の経験を積んで店舗管理者要件を満たす(※)と一人で医薬品販売を行えるため、求人数には大幅に増えます。
※参考記事
【2021年8月改正】登録販売者の店舗管理者要件が緩和!経過措置の終了についても解説
なお、未経験の登録販売者や実務経験の少ない研修中の登録販売者を対象とした求人もありますが、店舗管理者要件を満たした登録販売者の求人に比べると数は少なくなります。
店舗管理者要件を満たす人材になるまで育てようという企業が出している求人です。
将来的には店舗管理者要件を満たし、店長やエリアマネージャーとしての活躍が期待できる人材を採用したいと思っている企業が大半です。
登録販売者となった後も外部研修が義務づけられている
登録販売者が医薬品を販売する場合には、定期的・継続的に外部研修を受けることが義務づけられています。これは、医薬品を適正に扱うため、また常に新しい知識を習得するために欠かすことができないものといえます。
なお、研修には集合研修とeラーニングがあります。企業によっては研修費の補助があるので、就職する前に確認すると良いでしょう。
▼参考
登録販売者の外部研修(継続研修)とは?いつから受けるのか、内容なども解説!

登録販売者はダブルライセンスで転職を有利に
登録販売者の資格があれば、一般用医薬品販売のプロフェッショナルとして社会に貢献することができます。
また、登録販売者試験はだれでも受けることができる試験ですので、キャリアアップやキャリアの選択肢を広げるためには他の資格との併用もおすすめです。
管理栄養士×登録販売者のダブルライセンス
管理栄養士は食や栄養に関する国家資格です。
管理栄養士になるためには、栄養士養成施設を卒業したり栄養士となって実務経験を積んだ後に、国家試験に合格する必要があります。
管理栄養士国家試験でも登録販売者試験でも、人体の構造や機能、栄養素に関する知識は必要です。
共通する知識が多いので、管理栄養士と登録販売者はダブルライセンスを狙いやすい組合せといえます。
管理栄養士と登録販売者の資格を両方持っている場合、より医療現場に近い病院や薬局、介護施設などで知識を活かしながら働くことができます。
特に介護施設では、栄養管理や医薬品に関する知識を持つ人は貴重なので、多くの職員から頼られる重要な職務を任されることもあります。
調剤事務管理士×登録販売者のダブルライセンス
調剤事務管理士は、調剤薬局で調剤報酬(レセプト)入力などをおこなう際に役立つ資格です。
調剤薬局では薬剤師は調剤業務や投薬(患者さまにお薬の説明をして手渡すこと)で忙しく、なかなか一般用医薬品の販売にまで手が回らないことも。
そのようなときに登録販売者がいれば、お客様を待たせることなくスムーズに医薬品を販売することができます。
また、医薬品の知識がある登録販売者が受付にいれば、患者さんのちょっとした質問にも対応することができます。
最近では、調剤薬局でも店内で一般用医薬品を販売しており、またドラッグストア併設の調剤薬局も非常に多いです。
調剤事務管理士と登録販売者の資格があれば、医療従事者の一員として積極的に地域の方の健康に関わることができます。
▼参考
調剤薬局での登録販売者の仕事とは?実務経験は積めるのか
販売士(リテールマーケティング)×登録販売者のダブルライセンス
販売士は、店舗における小売や接客のプロを目指す人のための資格です。
接客応対や売場づくり、陳列ルールといった販売員としての知識だけではなく、マーケティングや仕入れ管理といったマネジメント業務のスキルアップにも役立ちます。
登録販売者になって店舗管理者要件を満たすと、マネジメントスタッフとしての役割を求められることもあります。
その際に販売士としての知識があると、店舗運営だけでなくエリアマネージャーなどの管理職への昇進も助けてくれるのではないでしょうか。
売場づくりや接客マナーだけでなく、マネジメント業務にも積極的に関われるようになるので、将来独立・起業を考えている人にはとてもおすすめです。
まとめ
登録販売者の資格があると、就職や転職が有利に作用するだけではなく、年収アップや独立・開業なども狙うことができます。
一方で、登録販売者試験に受かっても、経験を積まなければ一人で医薬品販売をすることはできません。
また登録販売者として医薬品を販売するためには、定期的・継続的に外部研修を受けなければいけません。
しかし、登録販売者になれば一般用医薬品の販売に携わることができるため、転職の際に有利に働きます。
また、登録販売者は受験資格に制限がないので、管理栄養士や調剤事務管理士、販売士などとのダブルライセンスも狙うことができます。
「医薬品販売に関わりさらなる飛躍を目指したい」という方は、登録販売者試験の受験を検討してみましょう。

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