登録販売者の働き方
2025-03-21
【登録販売者向け】志望動機の書き方&例文!要注意のNG例や転職活動のコツも解説
・Before
・After
登録販売者としてのキャリアを目指す方や転職を考える方にとって、志望動機は採用を左右する重要なポイントです。本記事では、登録販売者向けに志望動機の効果的な書き方や具体例、失敗しやすいNG例を詳しく解説します。さらに、転職活動を成功させるためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
▼関連記事はこちら
登録販売者が履歴書を書く上でのポイントは?そもそも求人って多いの?
【登録販売者向け】志望動機の書き方
登録販売者が志望動機を書く際は、主に4つのポイントを踏まえて考えてみましょう。
伝えるべき内容を事前に把握しておくことで、より説得力のある志望動機を作成できます。
その職場を選んだ理由を明確にする
他の職場ではなく、その職場を選んだ明確な理由を述べることが重要です。
「なぜ登録販売者としてその志望先で働きたいのか」を具体的に書き、志望先の特色や理念、サービスに共感したエピソードを交えると説得力が増します。
どの職場でも通用する抽象的な内容や一般論では、熱意を伝えられません。
志望先とのつながりが感じられる具体的な理由を盛り込むように心がけましょう。
その職場が必要とする登録販売者像を理解する
志望先で必要とされている登録販売者像を理解することは、効果的な志望動機作成の鍵です。
採用する側の視点で「どんな人材が必要か」を考え、志望先の店舗やサービスの特徴、お客さまの層に合ったスキルや経験をアピールしましょう。
中途採用では即戦力としての活躍が期待されます。
これまでの経験や知識をどのように活かせるかを具体的に述べることがポイントです。
活かせる経験・スキルを整理する
登録販売者としての過去の経験や身につけたスキルを、志望先でどう活かせるかを具体的に伝えましょう。
「登録販売者として活躍したい」だけでは抽象的で印象に残りません。
これまでの職場で培った知識や実績、お客さま対応のエピソードなどを交えると説得力が高まります。
また、その経験が志望先のニーズや課題解決にどうつながるのかを具体的に伝えられれば、採用担当者にとってより魅力的な人材として映るでしょう。
活かせる経験(例) | 活かせるスキル(例) |
---|---|
・医薬品の相談・販売の経験 ・レジ対応や品出しの経験 ・売り場づくりやPOP作成の経験 | ・コミュニケーションスキル ・マネジメントスキル ・責任感の強さ |
▼関連記事はこちら
登録販売者がキャリアアップする方法-役に立つコツや資格も徹底解説!
登録販売者としてのキャリアビジョンを伝える
志望動機には、登録販売者としての将来的なキャリアビジョンを盛り込むことも大切です。
志望先での具体的な目標を描き、「店舗管理者を目指したい」「マネジメントスキルを磨きたい」など、どのように成長していきたいかを明確に伝えましょう。
将来のビジョンを示すことで長期的な貢献意欲をアピールでき、採用担当者に安心感を与えることができます。
▼関連記事はこちら
【登録販売者の研修中】店舗管理者になるには?実務経験の積み方、スキルアップの方法を解説!
【2024年】登録販売者に求められる実務経験は?管理者要件を満たす方法を解説
【ケース別】登録販売者の志望動機例文5選
志望動機は採用担当者に与える印象を大きく左右します。
せっかく熱い思いを持っていても、定型文のような志望動機ではなかなか伝わりません。
自分の気持ちをしっかり整理し言語化することが重要です。
ここでは、好印象を与える志望動機の書き方を解説します。
項目ごとに例文を紹介するので、ぜひ履歴書作成の参考にしてください。
【未経験・研修中】登録販売者の志望動機例文
- 前職で培ったスキルや実績をアピールする
- 登録販売者として貢献したいという意欲を伝える
未経験や研修中などの登録販売者の場合、前職で培ったスキルや実績を踏まえて、「なぜ登録販売者として働きたいのか」をしっかり伝えることが大切です。
たとえば、お客さま対応や販売業務での経験をもとに、薬の知識やサービスを学び、貢献したいという意欲を示しましょう。
また、志望先の企業の理念に共感し、成長意欲や学習意欲をアピールすることも効果的です。
登録販売者の経験が少なくても、ポテンシャルがあり、今後の活躍が期待できることを伝えられます。
【志望動機の例文】
【実務経験あり】登録販売者の志望動機例文
- 登録販売者としての経験やお客さまとのエピソードを踏まえて書く
- マネジメントスキルなど実務で役立つスキルをアピールする
実務経験がある場合、過去の登録販売者としての実績を具体的に伝えることが重要です。
たとえば、実際のお客さま対応や販売促進業務での成功事例を挙げて、志望先でどのようにそれらの実績を活かせるかを明確にします。
また、マネジメント経験があれば、リーダーシップや業務改善への貢献をアピールするとよいでしょう。
自分の強みを志望先のニーズに合わせて伝えることが、内定獲得につなげるポイントです。
【志望動機の例文】
【経験のある職場への転職】登録販売者の志望動機例文
- 志望先の業務内容や求められる人物像に理解があることを伝える
- 経験を活かしてさらなる成長を目指していることをアピールする
ドラッグストアから別のドラッグストアなど経験したことがある職場への転職では、志望先の業務内容や必要とされる人物像をよく理解していることを強調してみましょう。
前職での経験を活かし、志望先での業務にどのように貢献できるかを伝えるとよいです。
また、転職先での新たなチャレンジや、さらなる成長を目指している点をアピールすると、前向きな印象を伝えられます。
【志望動機の例文】
【経験のない職場への転職】登録販売者の志望動機例文
- 前職での経験やスキルを新しい職場でどう活かせるか伝える
- 新しいことにも前向きに挑戦する姿勢をアピールする
ドラッグストアから調剤薬局など異業種への転職の場合、前職での経験がどのように新しい職場で役立つかを強くアピールしましょう。
たとえば、前職と転職先の仕事内容やお客さまの層の違いを例に挙げて、「違いを理解したうえで、お客さまに合わせた対応を目指していく」などと、柔軟な対応力を伝えます。
また、新しい職場でも積極的に学ぶ姿勢や成長意欲を伝え、前向きに挑戦する意思をアピールしましょう。
未経験であることをネガティブに伝えず、あえて味方につける意識が大切です。
【志望動機の例文】
【ブランクがある】登録販売者の志望動機例文
- 登録販売者として復帰したい理由を明確にする
- なぜその志望先で復帰したいのかを伝える
ブランクがある場合、登録販売者として復帰を決意した理由や、なぜその職場で復帰したいのかを明確に伝えることが重要です。
たとえば、家庭の事情などで一時的に離職していた場合、仕事から離れていた期間に得た価値観やスキルを、復帰後にどのように活かすかをアピールしましょう。
また、登録販売者として再び活躍したい意欲や、志望先に感じている魅力や共感の気持ちを伝えることも効果的です。
【志望動機の例文】
チアジョブ登販では、志望動機だけでなく、自己PRできる点を担当コンサルタントが一緒に考えてサポートいたします。
自分のアピールポイントがわからない方も安心してご相談ください。

登録販売者が気をつけたい志望動機のNG例5つ
次に、悪い印象を与えてしまいかねない志望動機を紹介します。
自分の志望動機と見比べてみて、同じような記載がないか確認しましょう。
他の職場でも通用する内容を書いている
どの職場でも通用するありきたりな内容では、志望動機が印象に残りません。
転職先の企業に特化した理由を明確に書くことが重要です。
たとえば、企業の文化や価値観、求められる人物像を理解し、それに共感している点や特定の職場でなければ成し得ない目標・成長があることを伝えましょう。
また、その企業ならではの特徴や魅力を具体的に挙げることで、志望先に対する熱意や真剣さをアピールできます。
自分のメリットを優先している
会社側が自分を採用するメリットよりも、自分が会社から受け取ることができるメリットを志望動機として書いてしまう人がいます。
たとえば「スキルアップできるから」「家が近く通いやすいから」「シフトの融通がききプライベートの時間を多く確保できるから」など、自分都合の話は控えましょう。
仕事であることを忘れずに、自分が会社に貢献できることを書くのが基本です。
給料や福利厚生など仕事内容以外のことを書く
本当の志望動機は給料や福利厚生のよさだったとしても、志望動機として伝えることはやめましょう。
以前の職場と比べて待遇がよいというのは、決して会社に対する褒め言葉にはなりません。
志望動機には、あくまで仕事内容に対する意欲や自分がどのように貢献できるかなどを記載しましょう。
誤字脱字が多い
どんなに思いのこもった志望動機も、誤字脱字や言い間違いが多いと伝わるものも伝わりません。
社名や専門用語などを基本的な部分を間違えると、採用担当者としては読む気すら失せてしまうことも。
また、「雑な性格だな」「仕事でもミスしそうだな」という印象を与えてしまいます。
できあがったら必ず最低3回は読み直して確認しましょう。
手書きの場合は修正テープを使うのもNGです。
ネガティブな要素が多い
退職理由を記載する場合、ネガティブな要素は避け、前向きな表現を使うことが重要です。
「職場環境や待遇に不満があった」という理由ではなく、「新しい挑戦をしたいと考え、成長の機会を求めて転職を決意した」といった前向きな表現に変えることで、印象が大きく変わります。
退職理由がどんなものであれ、志望先にはポジティブな意欲を強調しましょう。
今後のキャリアに対する前向きなビジョンを伝えることがポイントです。
内定につなげる!登録販売者の転職活動のコツ
理想の職場で内定をつかみ取るためには、以下で解説するコツを押さえましょう。
しっかり理解することで、転職活動を効率よく進めることができます。
登録販売者に必要な知識やスキルを深める
登録販売者として活躍するためには、求められる知識やスキルを理解し、アップデートしていく姿勢が重要です。
医薬品に関する知識を深め、最新の情報を把握することも欠かせません。
また、お客さまと円滑にコミュニケーションを取るためのスキルや、信頼関係を築くための対応力も必要とされます。
さらに、キャリアアップを目指す場合は、ものごとに主体性を持って取り組む姿勢や、店舗の販売・売上目標を達成するための数字管理への意識が不可欠です。
主体性や数字管理の意識を高めて、お客さまの健康を守る責任感を持ち、プロフェッショナルな姿勢で業務に取り組むことが求められます。
登録販売者に求められるスキル・資質 |
---|
・コミュニケーションスキル ・学習意欲 ・マネジメントスキル ・責任感の強さ ・ものごとに主体性を持って取り組む姿勢 ・販売目標や売上目標に対する数字管理の意識 |
並行して面接対策を進める
応募書類を作成するだけでなく、面接対策も並行して進めることも忘れないようにしましょう。
とくに、志望動機や自己PRはほとんどの採用面接で問われるため、しっかりと準備しておく必要があります。
応募書類に記載した内容と面接で話す内容が一致していることを確認し、食い違いがないようにしましょう。
また、自信を持って伝えるために、事前に模擬面接を行い、スムーズに話せるよう練習することが重要です。
面接の際は冷静に対応し、ポジティブな印象を与えることを心がけましょう。
転職サポートを受ける
転職活動をより効率的に進めるためには、転職サポートの利用がおすすめです。
「チアジョブ登販」では、登録販売者専任担当のコンサルタントが転職活動を完全無料でサポートいたします。
面接対策や応募書類の添削にも対応しており、応募先に合わせた最適なアドバイスを受けられるのが特徴です。
転職活動をスムーズに進めたい方は、ぜひご相談ください。

志望動機では登録販売者の経験やスキルを具体的にアピールしよう
登録販売者として転職活動を成功させるためには、説得力のある志望動機を書くことが大切です。
これまでの経験やその志望先を選んだ理由を明確にし、求められるスキルや職場のニーズに合わせて、自分をアピールしましょう。
面接対策を並行して行ったり、転職サポートを活用したりすることで、より効率的に転職活動を進められます。
チアジョブ登販では、登録販売者専任担当のコンサルタントが転職活動を完全無料でサポート。
応募書類の添削や面接対策も実施していますので、登録販売者として転職を成功させたい方はお気軽にご相談ください。
【執筆者】
チアジョブ登販編集部
お仕事のコツや就職・転職に関するお役立ち情報を提供しています。
チアジョブ登販は、登録販売者のための転職支援サービスです。業界最大級の求人情報をもとに、担当のコンサルタントが新たなキャリアをサポートします。
▼関連記事はこちら
登録販売者の勤務条件って?休日・労働時間・社会保険などの用語を解説

合わせて読まれている記事
登録販売者のための役立つ情報がいっぱい!
最新のドラッグストア業界動向のポイント、転職成功のためのノウハウなど、登録販売者のキャリアに役立つ多様な情報をお届けしています。チアジョブ登販は求人のご紹介や転職サポートのほかにも、登録販売者の方に嬉しい最新情報も提供。毎月更新しているコンテンツも多数です。ぜひ定期的にチェックしてみてください!