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登録販売者の働き方

2021-06-30

調剤薬局での登録販売者の仕事とは?実務経験は積めるのか

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調剤薬局での登録販売者の仕事とは?実務経験は積めるのか

登録販売者の就職先の一つとして、調剤薬局があります。しかし、調剤薬局は一般用医薬品の販売がメインではなく、また薬剤師がいることなどから、ドラッグストアなどの小売店とは業務内容が大きく異なります。 今回は、登録販売者が調剤薬局に就職した場合の業務内容に焦点を絞り、実務経験を積んでキャリアを継続したい場合の注意点を解説します。

目次

  1. 調剤薬局とはどんなところ?登録販売者の実務経験は積めるのか
  2. 調剤薬局勤務の登録販売者が担う「調剤薬局事務」の仕事
  3. 調剤薬局だけじゃない!登録販売者の活躍の場
  4. まとめ

あなたの条件にぴったりの職場をお探しします

 

公開日:2020年7月31日
更新日:2021年6月30日

 

調剤薬局とはどんなところ?登録販売者の実務経験は積めるのか

調剤薬局とはどんなところ?登録販売者の実務経験は積めるのか

まず、調剤薬局で登録販売者が担当する業務内容について解説します。

 

調剤薬局はどんなところ?

医師の処方せんにもとづき、薬剤師が薬などを提供する薬局を調剤薬局と呼びます。

調剤薬局で扱うのは、主に医療用医薬品(医師の処方がなければ患者様に供給することができない医薬品)ですが、一般用医薬品(第1類~第3類医薬品)や要指導医薬品を販売している店舗もあります

要指導医薬品とは、医療用医薬品に準ずる医薬品で、副作用などのリスクが高いものや、医療用から一般用に転換(スイッチ)した直後でリスクが確立していないものなどがこれに該当します。

取り扱いに注意が必要なことから、薬剤師が対面で指導することや文書での情報提供が義務となっています

 

調剤薬局の需要が高まった背景

調剤薬局の件数は平成30年度末の時点で全国に59,000件件以上(※)あり、コンビニエンスストアよりも店舗数が多くなっています。

このように調剤薬局の需要が高まった背景には、「診察や治療は医師や歯科医師がおこない、処方せんにもとづく調剤は薬剤師がおこなう」という医薬分業の定着があります。医薬分業は、患者・医療機関・調剤薬局のすべてにメリットのある制度です

患者側のメリットとしては、「調剤の待ち時間の短縮」「かかりつけ薬局を持つことで、より安全に薬を服用できる」などがあります。

医療機関側としては、「医薬品の購入費や備蓄在庫の削減」「診療請求事務作業の軽減」「薬剤師削減による人件費の抑制」といったメリットがあります。

そして調剤薬局側では、「薬剤師の専門知識を活かす業務の推進」「処方内容のチェックや薬歴管理による副作用の防止」などがメリットになっています。

※参照
厚生労働省ホームページ(第2-88表)薬局数・無薬局町村数,都道府県別

 

登録販売者の職場としての調剤薬局

調剤薬局には必ず薬剤師がいるので、登録販売者の活躍の場はないと思われがちです。

しかし、処方せんの受付、調剤補助、レセプト入力など調剤薬局事務のメイン業務をこなしながら、登録販売者として働いている人も多くいます。

事務作業以外に登録販売者が担当する可能性のある業務は、薬局内にある第2類・第3類医薬品の販売や、これらの医薬品を購入するお客様への情報提供・相談対応などです。

ただし、調剤薬局事務の業務をこなしながらの対応になるので、慣れるまでは非常に大変です。

なお、調剤薬局での勤務が実務経験としてカウントされるかどうかは、店舗により対応が変わります

これは、取り扱っている一般用医薬品の品目数が店舗により大きく異なるからです。実際、取り扱い品目数が少ない店舗では、勤務時間が長くても実務経験を積むことができないことがあります。

調剤薬局での就業を検討する際は、実務経験が積めるかどうか事前に確認しておきましょう

 

 

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調剤薬局勤務の登録販売者が担う「調剤薬局事務」の仕事

調剤薬局勤務の登録販売者が担う「調剤薬局事務」の仕事

次は、調剤薬局事務の主な仕事について詳しく説明します。

 

調剤薬局事務の主な仕事内容

調剤薬局事務の主な仕事は、処方せんの受付や処方せん内容の入力、レセプト業務(後述)などです。また、お薬手帳シールの発行や請求書などの作成も、処方せん入力と同時におこなうことが多いです。

店舗によっては、患者負担金の会計、日報や報告書の作成、薬の発注や入庫作業、調剤の補助業務なども任されることがあります。

その他、薬局内の掃除や電話対応など、一般的な事務業務も調剤薬局事務の仕事の一部です。

 

調剤薬局事務の大変なところ

調剤薬局も接客業なので、患者様からのクレームに対応しなければいけません。処方せんの内容や調剤に関するクレームには、薬剤師が対応する場合が多いですが、「待ち時間が長い」といったクレームには、調剤薬局事務が対応せざるを得ないこともあります。

しかし、調剤薬局事務でもっとも大変なのは、医療保険制度を理解し、レセプト業務をミスなくおこなうことです。

「レセプト」とは「診療報酬明細書」のことです。そしてレセプト業務とは、健康保険の保険者に診療報酬(診療にかかった費用)を請求する業務のことです。

 

レセプト業務の主な流れは、以下のとおりです。

 ①    処方箋内容をレセプトコンピュータ(レセコン)に入力
 ②    レセプトを作成
 ③    レセプトの内容をチェック
 ④    レセプトを審査支払機関(国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金など)に提出

 

処方箋内容の入力は、調剤報酬に関する細かなルールを理解しなければなりません。また、パソコンに入力するため、タイピングスキルが問われます

レセプト内容のチェックは日々おこないますが、入力ミスや不備があると審査支払期間からの報酬の支払いがおこなわれないので、念入りに確認する必要があります。

そして、レセプトは月初めに前月1ヶ月分をまとめて提出しますが、提出期間が月初の数日間に限られているため、月末月初は残業せざるを得ないこともあります

 

 

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調剤薬局だけじゃない!登録販売者の活躍の場

調剤薬局は医薬品に関わることのできる魅力的な職場ですが、その他にも登録販売者が活躍できる職場はいくつもあります。

 

ドラッグストア

登録販売者の活躍の場として、真っ先に挙げられるのがドラッグストアです。

ドラッグストアでは、第2類・第3類医薬品の販売や、医薬品を購入するお客様への適切な情報提供・相談対応などの業務を担当します。その他、品出しやレジ打ちなどの業務もこなす必要があります。

ドラッグストアは、かつて残業代の未払いや連日の長時間労働などが問題とされていましたが、近年は業界全体でコンプライアンス意識が高まり、労働環境が改善されています。そのため、以前より働きやすい環境になりつつあります

 

ホームセンターや家電量販店

ホームセンターや家電量販店の医薬品コーナーも、登録販売者の職能を活かせる職場といえます。医薬品以外の取り扱い商品が多いので、幅広い商品知識が必要な場合もあります。

 

スーパーマーケットの医薬品コーナー

医薬品コーナーのあるスーパーマーケットは、経営が安定している大手企業が多いので、安心して働くことができます。その一方で、医薬品とは関係のない部署に異動を命じられることもあるので、異動の有無については注意が必要です。

 

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアでは、医薬品コーナーの販売業務だけではなく、掃除や品出しなどのコンビニの運営業務もおこないます。営業時間が長いため勤務時間を選びやすいですが、深夜や早朝の勤務を求められることもあります。

 

コールセンター

近年、医薬品の宅配サービスも需要が高まってきていることもあり、OTC医薬品販売ができる存在としてコールセンターやネット販売事業者においても登録販売者の需要が増えてきています

電話等の非対面の環境で、適切に医薬品情報の提供を行う必要があるため高いコミュニケーション能力が求められます。

しかし、OTC医薬品のカウンセリング等に携わる時間が長い傾向にあることもあり、しっかり経験を積みたい方に人気の職場になっています

 

▼関連記事
一般医薬品のネット販売上のルールと登録販売者の対応について解説

 

 

まとめ

調剤薬局は登録販売者の職能を活かせる職場の一つですが、メイン業務が一般用医薬品の販売ではないので、実務経験を積むことができない場合もあります

就職の際には、業務内容をしっかり確認して、キャリアが途切れないように注意しましょう。

調剤薬局事務が合わないと感じる場合には、他の職種に目を向けるのも一つの方法です。最近は、ドラッグストア以外にも登録販売者の活躍の場は広がっています

魅力的な職場はたくさんあるので、それぞれの職場のメリット・デメリットを把握した上で、就職や転職を検討してみてください。

 

 

 

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