登録販売者の働き方
2023-06-23
登録販売者の仕事がきついって本当?負担を感じたときに考えること・対処法
・Before
・After
登録販売者の仕事を「きつい」と感じる方もいるようです。主にドラッグストアなどで働く登録販売者ですが、どのような場面で仕事に負担を感じるのでしょうか。本記事では登録販売者が仕事をきついと感じる理由や、負担を感じたときの解決法などをご紹介します。
登録販売者が「仕事がきつい」と感じる理由
登録販売者が「仕事がきつい」と感じる理由はいくつかあります。
具体的な理由をみていきましょう。
・売上ノルマが設定される場合がある
・毎年研修を受ける必要がある
・接客業に負担を感じる
・予想以上に体力的な負担が大きい
・職場の人間関係
売上ノルマが設定される場合がある
ドラッグストアでは主に医薬品や化粧品を取り扱っており、店舗によっては推奨品販売などのノルマが課される場合もあります。
そのようなときは、お客さまが求める商品を販売するだけでなく、自分から商品を勧める必要が発生することも。
設定された売上ノルマや高い販売能力が求められることをポジティブに受け取りきれずに、負担を感じる場合があります。
毎年研修を受ける必要がある
登録販売者は、資格を取得したらそれで終わりというわけではありません。
令和4年4月1日以降、登録販売者資格を持ち一般用医薬品の販売に従事する人は、毎年度研修を受講する必要がある、と決定されました。
勉強し続けられる仕組みがあることはポジティブにも解釈できますが、日々の業務に加え、毎年の研修を受け続けることに負担を感じる場合もあるでしょう。
接客業に負担を感じる
登録販売者には様々な業務がありますが、基本となるのは接客。
そのため、お客さまからの質問や要望に応え、最適な医薬品を提案する力が必要です。
「うまく説明ができない」「クレームを受けることが多い」など、時には接客という業務自体が向かない、きついと感じてしまうケースもあるでしょう。
予想以上に体力的な負担が大きい
登録販売者の業務には、体力が求められる場面も多くあります。
品出しや在庫整理などを行うと、予想以上に体力的な負担がかかると感じる人もいるでしょう。
また、コンビニなどでは夜勤長時間勤務などが必要なケースもあります。
場合によっては、身体を動かす業務が多く、医薬品販売に関する専門知識を活かすチャンスが少ないなど、業務内容にギャップを感じてしまうこともあるようです。
職場の人間関係が難しい
登録販売者に限らずどの職場でも起こり得る悩みですが、人間関係に悩み仕事がきついと感じてしまうこともあります。
例えば 、大きな店舗だと従業員数も多く、色々な性格の人が集まって仕事をしているため、合う・合わないといった問題は起こり得るでしょう。
特に管理職の場合は、従業員一人ひとりのことを考えチームとして動かす必要があるため、難しさに直面することもあるかもしれません。
登録販売者が「仕事がきつい」ときの解決法
登録販売者が「仕事がきつい」と感じたとき、どのようにして対処すればよいのでしょうか。
以下、3つの解決策をご紹介します。
・コミュニケーションスキルを高める工夫をする
・登録販売者として職場を変えてみる
上司や職場の人に相談してみる
まずは、周りの人に相談してみましょう。
知識面や店舗ごとの働き方について不安や疑問があるときは、職場の同僚に相談することで、簡単に解決できる問題もあります。
また、クレーム対応など一人で解決することが難しい問題は、立場を利用し上司に助けて求めることも時には必要です。
一人で抱え込まず、周りに助けを求めていきましょう。
コミュニケーションスキルを高める工夫をする
接客を行う上で重要なのがコミュニケーションスキルです。
ポイントは、「お客さまが求めるものは何か」、「お客さまは何を悩まれて、何を必要としているのか」というように、お客さまのことを第一に考えることです。
また、気持ちばかりではなく、言葉遣いや所作を丁寧することも意識するようにしましょう。
途中で言葉に詰まってしまうようなことがあっても、丁寧な接客は印象が良く、コミュニケーションスキルをカバーすることができます。
登録販売者として職場を変えてみる
上記の解決法でもきつさが対処しきれない場合は、思い切って職場を変えてみることも一つの手と言えます。
現状のきついと感じることの問題が環境にあるのであれば、自分の力だけで解決するのは難しい可能性も。
登録販売者として働く環境を変えることによって、仕事に対する気持ちも大きく変わるかもしれません。
「登録販売者の仕事はきつい?」に関するQ&A
登録販売者の仕事できついと感じること、やりがいについてなど、気になる疑問にお答えします。
ぜひ参考にしてみてください。
Q.登録販売者が正社員になるときついと感じることは?
正社員になると、接客や品出しといった基本の業務に加えて、発注やシフト作成といった店舗運営に直接関わる仕事が増えます。
お客さまのことだけでなく、店舗の売上や従業員のことも考えなくてはなりません。
また、業務量の増加に伴って勤務時間も増えるため、体力的にも精神的にもきつくなったと感じる方もいるようです。
Q.ドラッグストアならではの登録販売者がきついと感じることは?
ドラッグストアといえば医薬品がメインというイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし実際に現場で働いてみると、医薬品に関わるのは全体の業務の2割程で、食品や日用品、雑貨に関わる業務がほとんどを占めます。
また、資格が必要な仕事なので慢性的な人手不足にあり、一人ひとりにかかる負担も大きいと言えます。
Q.登録販売者の仕事のやりがいは?
業務量や責任が大きい仕事が多かったり、勤務時間が長かったり、登録販売者の仕事はきついと感じてしまうことも多いかもしれません。
しかし、お客さまの悩みを聞いて最適な医薬品を提案できるのは登録販売者ならでは。
お客さまが後日来店されて、「この前勧めてくれた薬がとても効いたよ、ありがとう」と声をかけてくれることもあります。
登録販売者は困っている人の役に立つことができる、とても大きなやりがいのある仕事と言えるでしょう。
登録販売者の仕事がきついと感じたら、転職も視野に
登録販売者の仕事には、売上ノルマや接客、体力的な負担など、「きつい」と感じる場面がいくつかあります。
一旦立ち止まってきついと感じる原因を考え、誰か他の人を頼るなどその原因に応じた行動をとることが大切です。
もし、「今の職場は合わないが、登録販売者の仕事は好き」という状況であれば、より良い職場に転職することも視野に入れてみてください。
キャリアアップしやすさや、自分の条件に合う雇用形態など、希望の働き方が実現できる職場が見つかるかもしれません。
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